2024年F1ラスベガスGP金曜2回目のフリー走行が現地11月21日に行われ、ルイス・ハミルトン（メルセデス）がFP1に続いてタイムシートのトップに立った。オープニングセッションで後方19番手に沈んだ角田裕毅（RB）は10番手に浮上した。

僚友ジョージ・ラッセルが3番手に留まったため1-2連取とはならなかったが、それでも低い気温と低グリップ路面に強いメルセデスW15は、路面が改善したFP2でも引き続き印象的な速さを見せた。

コンストラクターズ選手権をリードするマクラーレンは、ランド・ノリスがハミルトンに僅か0.011秒差の2番手を記録し、オスカー・ピアストリは8番手につけた。

マクラーレンのザク・ブラウンCEOはメルセデスとフェラーリを今週末の有力候補に挙げたが、予選では自分たちもポール争いに加われるはずだと自信を示した。

ブラウンに名指しされたフェラーリ勢は、カルロス・サインツが僚友シャルル・ルクレールを抑えて4番手につけたが、ハミルトンとの差はコンマ3秒と、まだ開きがある状況だ。

アレックス・アルボン（ウィリアムズ）は燃料システムに問題を抱え、ガレージで長い時間を過ごした。終盤に向けてコースインしたが、ミドルセクターでクルマを停めて赤旗を招いた。

5分の中断を経てセッションが再開されると、各車、燃料を積んでタイヤのデグラデーションの確認作業に取り組んだため、終盤にタイムシートが動くことはなかった。

レッドブル系列2チームの結果は対照的だった。

RBは角田裕毅がバルテリ・ボッタス（ザウバー）を抑えてトップ10入りするなど、明らかに改善したが、シニアチームのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは17番手と19番手に留まった。

赤旗の影響があったため、レッドブルのタイムは他とは異なりソフトではなくミディアムタイヤで記録されたものだが、それでも苦戦は明らかだった。

フェルスタッペンが今週末に4度目のタイトルを獲得するためには、土曜の決勝レースをノリスより上位でフィニッシュする必要がある。

ラスベガス市街地コース初走行のリアム・ローソン（RBフォーミュラ1）は、角田裕毅から0.674秒遅れの15番手でセッションを終えた。RBは、レッドブルRB20のリアエンドだけでなく空力アップグレードを持ち込んでおり、セットアップを分けていたのかが注目される。

ローソンと同じようにラスベガスでの走行経験を持たないフランコ・コラピント（ウィリアムズ）は、18番手で初日を締め括った。

3回目のフリー走行は、日本時間11月22日(土)11時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。を開ける。

2024年F1第22戦ラスベガスGPフリー走行2（FP2）リザルト

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