ジェンソン・バトン、F1の次はウイスキーで世界制覇? スコッチ「コーチビルド」を発売…意外と安い?

ウイスキーの専門家、ジョージ・コウサキスと共に開発したスコッチ・ウイスキー「コーチビルド」を手に持つ2009年のF1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンcopyright Coachbuilt

ジェンソン・バトンは2009年のF1世界選手権タイトルには飽き足らず、市場拡大が続く高級蒸留酒の世界に足を踏み入れた。42歳のイギリス人ドライバーはウイスキーの専門家、ジョージ・コウサキスと共にスコッチ・ウイスキー「コーチビルド」を作り上げた。

これはスコットランドのアイラ、スペイサイド、キャンベルタウン、ハイランド、ローランドというスコットランドの主要5地域のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド、シェリー樽で熟成させたもので、柑橘類の香りと共に心地よい余韻が長くと言う。

ファンであればピンとくるかもしれないが、この「コーチビルド」という名前はバトンの最近の活動に基づくものだ。かつてジョニーウォーカーのアンバサダーを務めた事もあるマクラーレン・ホンダの元F1ドライバー昨年、共同出資者兼開発ドライバーとして、かつて消滅した英国のコーチビルダー、ラドフォードを復活させた。

バトンは「究極のブレンドウイスキーを作るというミッションに取り組んでいたジョージを紹介された時、僕はコーチビルダー会社、ラドフォードの立ち上げの真っ最中だった。本当にブリリアントなタイミングだった」と語った。

「ウイスキーはずっと好きだったんだけど、ブレンディングの世界についてはあまり知らなかった。でも彼と話をするうちに、ブレンディングとコーチビルドに類似性がある事が分かったんだ」

「その後、彼が取り組んでいた初期のサンプルを送ってくれてね。それで一緒にやりたいんだけどって話をして、2年後の今に至るというわけさ」

アルコール度数46%のコーチビルド・ウイスキーは意外と安く(?)、公式サイトで42ポンド、約6,912円で購入する事ができる。

バトンは「2年の歳月をかけ、ジョージと共同設立したコーチビルド・ウィスキーをようやく皆に紹介できて本当に嬉しい。チャレンジの連続だったけど凄く楽しかった。本当に美味しいウイスキーができたと自負してる」と付け加えた。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了