国内四輪モータースポーツの発展を目指して、JAF（一般社団法人日本自動車連盟）が「JAFモータースポーツ振興委員会」を設置。その活動を開始した。

日本は世界有数の自動車大国であるが、モータースポーツ文化が確立・浸透しておらず、その認知度は低い。ファンの大部分が中高年世代である事に加えて、若者のクルマ離れが叫ばれる中、早期の対策なくして衰退を免れる事は難しい。

同委員会はこのような現状認識のもと、2018年9月にJAF会長直属の組織として発足。昨年10月の第1回会議を経て3月12日に開催された2回目の会議では、元F1ドライバーの片山右京氏を含む8名の委員が顔を合わせ、国内四輪モータースポーツを今後いかに発展させていくかについて議論を交わした。

委員には、パワーユニット・サプライヤーとしてF1世界選手権に参戦するホンダの山本雅史モータースポーツ部長も名を連ねているが、開幕オーストラリアGP直前だったためか、12日の会議は欠席している。

委員会では、他のスポーツ統轄団体の成功事例などを元に、具体的な振興策の検討と実行を目的に活動を行い、JAFがこれを具現化するための態勢を整える役割を担う事になる。委員長は株式会社トヨタカスタマイジング＆ディベロップメント代表取締役社長の稲垣和也氏が務める。

• 片山右京 / KATAYAMA PLANNING (株)代表取締役
• 桑山晴美 / スーパー耐久機構代表／ケイツープラネット(株)代表取締役
• 神保忠弘 / 毎日新聞東京本社運動部長
• 竹岡圭 / rally project代表／日本自動車ジャーナリスト協会副会長
• 中嶋洋之 / ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株) モータースポーツ企画部マネージャー
• 久恒兼孝 / トヨタカローラ博多(株)代表取締役社長
• 福島佳苗 / (株)ピーディック　ＴＶプロデューサー
• 山本雅史 / 本田技研工業(株)モータースポーツ部長