フォーミュラ1公式Youtubeアカウントは、1時間16分54秒に渡って繰り広げられた第14戦F1イタリアGP決勝レースの模様を5分46秒にまとめたハイライト動画を公開。ティフォシの熱烈な期待を背負ってレースに挑んだフェラーリ勢であったが、ドライビングミスとメルセデスのチーム総合力に破れ、逆転優勝を許す事となった。
レースはスタート直後から目の離せない白熱した展開となった。ブラックアウト直後のターン1ではフェラーリ勢同士のサイド・バイ・サイド。是が非でも優勝を狙う2番グリッドのセバスチャン・ベッテルが、スリップストリームを使いアウト側からポールシッターのキミ・ライコネンに襲いかかるも、ライコネンはタイヤをロックさせ死守。
ターン1に全てを賭けた事が仇となり、ベッテルはターン2での立ち上がりで出遅れてしまい、続くターン4で後続のルイス・ハミルトンにアウト側から被せられてしまった。無理にブレーキングを遅らせたベッテルはハミルトンに接触。グリッド最後方に転落した。
1台を失ったフェラーリに対してメルセデスはチーム戦を展開。バルテリ・ボッタスにライコネンの足止め役を任せるなど、チーム一丸となってライコネンの優勝を奪い去った。ターン1から始まった”過ち”の代償は、ベッテルのみならずライコネンにも波及。あまりにも大きなコストを支払う事となった。
