ガレージ内でフィジオとトレーニングを行うレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

アレックス・アルボン「実は…モンツァはあまり好きじゃない」

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レッドブル・ホンダでの2戦目を迎えるアレックス・アルボンが、モンツァ・サーキットで行われる2019年FIA F1世界選手権第14戦イタリアGPに先立って抱負を語った。

アルボンはミルトン・キーンズでのデビュー戦となった前戦ベルギーGPで、マイレージがかさみ性能が低下した旧型スペック2エンジンを積みながらも、レース終盤に向けてオーバーテイクショーを披露。事実上のベストリザルトである5位入賞を飾ってみせた。

実は…モンツァはあまり好きじゃない

アレックス・アルボン

カート時代に2年間イタリアに住んでいたし、友達もたくさんいるからモンツァに行くのが楽しみなんだ。先週はあまりにも慌ただしかったから記憶が少し曖昧なんだけど、そのせいもあってか、僕が時折リラックスしていたように思った人もいるみたいだね!

レッドブル・ホンダでの最初の週末は流れるように終わったけど、自分自身がチームと共に何に取り組まなきゃならないのかを把握するには少し時間がかかりそうだ。5位は素晴らしい結果だと思うけど、改善すべき点があることは間違いないから、今週末までに宿題をこなして、クルマへの理解をもっと深めたいと思ってる。

モンツァではスパでの仕事を継続して、出来る限り多くの事を学び続けたいと思ってる。日曜日のレースを終えた後、水曜日にはシミュレーターに乗れるから、スパとモンツァが連戦で良かったよ。全てが新鮮なままに次のレースに取り組めるし、クルマについて最初から理解し直す必要がないからね。

エンジン交換のペナルティがあったから、スパでは決勝を見据えて取り組んでいたけど、今回は予選にフォーカスする予定だから楽しみだ。モンツァが僕らにとって最も簡単なトラックでないことは明らかだけど、既に一度レッドブルのマシンをドライブしているから、今回のFP1はもう少しスムーズにやれると思う!

それに、先週はサーキットに行くまでチームメンバーの殆どを知らない状態だったけど、今回はチーム全員を知っている状態だから居心地も良いしね。みんな本当にフレンドリーな人達ばかりなんだ。今は全ての物事がどのように機能しているかを知ることが大切だ。

グランプリ前日の木曜日(メディアセッションが行われる)が、静かに過ごせる事を願っているよ。先週は注目を浴びていた分、賑やかだったからね。実を言うと、モンツァのトラックは何となく、あまりドライブするのが好きじゃないんだ。そうは言っても去年のF2では3位表彰台をかけて戦うことができたし、予選ではポールポジションからはコンマ1秒遅れだったから、大きな問題じゃないけどね!


イタリアGPの戦いの舞台となるのは超高速のモンツァ・サーキット。全長5.793kmのコースには4本のロングストレートが存在し、エンジン全開率は80%を超え、最高速は362.5km/h、平均速度は243km/hにも達する。

昨年のグランプリでは、フェラーリのキミ・ライコネンがポールポジションを獲得するも、メルセデスがピット戦略でブラフをかけ、予選3番グリッドのルイス・ハミルトンが逆転優勝を果たした。

F1イタリアGPは、日本時間9月6日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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