予選結果に満足するも、決勝での苦戦を覚悟するハミルトン「フェラーリは速い」Mercedes
メルセデスAMG勢は9月1日のF1イタリアGP公式予選で地元フェラーリの2台に届かず、ルイス・ハミルトンが3番手、バルテリ・ボッタスが4番手を獲得しセカンドロウに留まった。
スターティンググリッド争いを終えて土曜のセッションを振り返ったハミルトンは、3番手はグランプリ初日から改善を果たした成果だとの認識を示し満足感をあらわにした一方、フェラーリのロングランペースの速さに触れて、決勝での挽回は難しいと予想した。
メルセデス:F1イタリアGP予選を終えて
ルイス・ハミルトン予選: 3位, FP3: 2位
ワクワクする予選だったね!昨日は夜通しマシンの改善に取り組んで頑張ったから、今日の結果には本当に満足してるんだ。全力で頑張ってくれたチームのみんなを心から誇りに思う。
今日はマシンの性能を思う存分引き出す事ができたよ。予選Q3の最後のアタック前の時点では、フェラーリがもっとタイムを縮めてくるんじゃ…って予感もあったんだけど、2番手が獲れる可能性を信じてたんだ。結果的には、最終コーナーでの100分の5秒のロスが2番手と3番手の明暗を分ける事になってしまった。
おかげで明日はハードな戦いを強いられる事になった。フェラーリ勢のロングランのペースは僕らより速そうだから、簡単にはいかないだろうね。スタートの時にチャンスがあると良いんだけど。オープニングラップでフェラーリの間に割って入るための方法をこれから考えなきゃ。バルテリが4番手で良かったよ。二台で赤いマシンにプレッシャーをかける事ができるからね。
バルデリ・ボッタス予選: 4位, FP3: 4位
僕にとっては終始難しい予選になってしまった。FP3でセットアップを変更してコーナーでも動きは良くなったんだけど、その代りにブレーキング時にタイヤがロックするようになっちゃったんだ。当たり前だけど、モンツァみたいな高速サーキットではブレーキを信頼できなきゃならないわけだけど、残念な事にそれが出来なかったんだ。
FP3と比べれば予選はマシだったんだけど、それでも全然ダメな感じだったんだ。予選Q3の最初のアタックの時にターン1の進入をミスっちゃったし、最後のランでもコーナリングが上手くいかなかった。とは言ってもまだ予選が終わっただけで週末が終わったわけじゃないから、決勝では気持ちを切り替えてフェラーリ勢にできるだけプレッシャーを与えて挽回したい。
これからどういう戦略が有効かを検討してみるよ。オープニングラップのターン1では、少しスリップストリームが効くかもしれないから、面白いレースになるんじゃないかな。
ポールポジションは母国フェラーリのキミ・ライコネン。2番手に僚友セバスチャン・ベッテルが続きフェラーリがお膝元モンツァで18年ぶりにフロントロウを独占した。3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続く結果となった。
2018年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月2日(日)22時10分から行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。