2021年インディカー第1戦ホンダ・インディ・アラバマGPの公式予選が、現地4月17日(土)にバーバー・モータースポーツ・パークで行われ、マクラーレンSPのパトリシオ・オワードがポールポジションを獲得した。

21歳のメキシコ人ドライバーは1分5秒8479の最速タイムで24台の先頭に立ち、昨年7月の第2戦ロード・アメリカに続くキャリア通算2度目のポールを獲得。日曜の90周のレースでインディカー初勝利を目指す。

同じフロントローには、2016年のインディ500ウィナー、アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・オートスポーツ）が並ぶ。3番手はチップ・ガナッシに移籍したばかりのアレックス・パロウが続く結果となった。

前回大会の覇者、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、チームメイトのグレアム・レイホール共々、プラクティスの段階から後方に沈む展開となり、予選でも挽回叶わず、24台中19番手という結果に終わった。グレアムは18番手だった。

予選を終えた佐藤琢磨は険しい表情で「シーズン初戦の予選は望んでたものにはなりませんでした」と1日を振り返った。

「路面が改修された事で本当に苦労しました。改修そのものは良いことで、タイムも上がっているのですが、勝手が異なるため僕らはスピードを失ってしまいました」

「残念な結果ではありますが、ウォームアップを経てスピードを見出していき、レースでは良い結果が残せればと思っています」

デビュー戦を迎える元ハースF1のロマン・グロージャン（デイル・コイン）は、35歳の誕生日を迎えたこの日、惜しくもファスト6を逃したものの堂々の7番手に付けた。同じくルーキのスコット・マクラフリン（チーム・ペンスキー）は12番手、NASCARカップシリーズの7冠、ジミー・ジョンソン（チップ・ガナッシ）は21番手に終わった。

ディフェンディング・チャンピオンのスコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）は5番手。僚友マーカス・エリクソンを抑え切った。

決勝レースは日本時間18日(日)28時よりGAORA SPORTSが生中継する。視聴には「スカパー！」の他、ケーブルテレビの「J:COM」や光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。また今季はHuluのライブTVでも生配信される。

インディカー スカパー！

IndyCarバーバー予選順位結果