フェルスタッペン、昨年の雪辱果たせるか?「ハンガロリンクではセットアップが重要」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2020年FIA-F1世界選手権第3戦ハンガリーGPに先立って抱負を語った。
昨年のレースではポールポジションを獲得して最終盤までラップをリードしていたものの、タイヤの摩耗が酷く、残り4周でハミルトンに交わされ2位表彰台に終わった。攻めの姿勢でイレギュラーな2ストップ戦略を敢行したメルセデスの勝利だった。
コーナー数が少なくエンジンのフルスロットル率が高かったレッドブル・リンクとは異なり、ハンガロリンクは1.5倍近い16コーナーを持ち全開率も10%程度低い。フェルスタッペンはクルマのセットアップが非常に重要だと語る。
マックス・フェルスタッペンハンガロリンクではセットアップが重要
同一コースでの2連戦が終了しました
同じサーキットでやるのは2週間で十分だと思うけど、レッドブルのおかげで僕らは素晴らしいイベントに参加する事が出来た。こういう機会を得られて良かったと思う。色々なセットアップを試す事が出来たし、バック・ツー・バック(2連戦)各々のデータを相互に比較する事ができたからね。
第1レースは厳しい状況に追い込まれたから、第2レースで表彰台に上がれたことは良かったと思うし、チームにとっても幾らか努力が報われる結果になったと思う。ハンガリーはハイ・ダウンフォースのマシンで走るのが凄く楽しいコースだし、今は今週末に期待している。
ハンガリーGPへの意気込みは?
ベストを尽くして、メルセデスを含むライバル達に対する自分たちの競争力を確認したい。
コース自体はオーストリアよりもテクニカルだ。コーナー数も多いし、ターン1でミスると次のコーナーへのポジション取りが悪くなるから、マシンのセットアップ面で上手くやる必要がある。そのためには懸命に作業に取り組まなきゃならない。
バランスの安定性も重要なんだけど、コーナーに素早く入っていけるだけの応答性の良いマシンに仕上げる事が重要になる。
チームは過去2戦連続で最速ピットストップを獲得しました
ピットストップが速い時はいつだって満足さ。皆の顔が見られるのは嬉しいけど、無論ピットからは出来るだけ早く離れたいものだ。チームの皆の努力が毎週日曜日に表れていて嬉しく思う。
ハンガリーGPの舞台となるのは、1周4381m、全16コーナーを持ち、「壁のないモナコ」と称されるほどオーバーテイクが難しいハンガロリンク。ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。2位にフェルスタッペン、3位にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)という結果だった。
F1ハンガリーGPは、日本時間7月17日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。