
ホンダPU異常再び…暗雲深まるアストン、レースシミュではペース懸念が露呈。アロンソ最終テストは早期終了
翌日にテスト最終日を控えるなか、アストンマーティン・ホンダは技術的トラブルを解消しきれず、走行を大幅に切り上げる事態に再び直面した。フェルナンド・アロンソにとってのバーレーンテスト最終セッションは、ホンダ製パワーユニットに関連するトラブルで幕を閉じた。
2026年のF1プレシーズンテストは2月19日(木)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで5日目のセッションが行われた。この日、アロンソは午前中に40周を消化したが、午後のレース・シミュレーション中に異変が生じた。
ターン4を立ち上がった直後にマシンを停止。この際、車体には電気系統の異常を示すライトが点滅していた。苛立ちか、失望か。その直前、すでに失速していたAMR26のコックピットでは、アロンソがエンジンを不必要にあおるような場面も見られた。
After hitching a lift, Fernando is back in the pit lane 👍#F1 #F1Testing pic.twitter.com/RoJvo5rqJH
— Formula 1 (@F1) February 19, 2026
チームによると、ホンダがパワーユニットに関連する問題を確認したため、予防的措置としてマシンを停車させたという。マシンはその後ガレージに戻されたが、セッション終了までの約3時間、コースに復帰することはなかった。
アロンソは合計68周を走行し、トップから4.669秒遅れの15番手という結果で、自身にとって開幕前最後のテスト走行を終えた。
パフォーマンス不足も深刻か
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited
アストンマーティン・ホンダAMR26をドライブするフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダAMR26)、2026年2月19日 F1プレシーズンテスト5日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)
アストンマーティン・ホンダの苦境は、信頼性の問題にとどまらない。レースペースも上位陣との実力差を如実に示唆するものとなった。
アロンソはC2タイヤで1分42秒台を15周にわたって維持した後、1分43秒台へとペースダウン。その後、トラブルに見舞われた。タイヤが異なるため単純比較はできないが、トップチーム勢のC3タイヤでの第1スティントとは、1周あたり4秒近い開きがあった。また、同じC2で第1スティントを走行したニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)と比べても、約2.5秒の差があった。
完全に同一条件、同一時間帯での比較ではないため、数値がそのまま純粋なペース差を示すわけではない。ただし、レース・シミュレーションは搭載燃料量という変数の影響を相対的に受けにくく、マシン性能を測るうえで信頼性の高い指標だ。
絶対的なパフォーマンス不足に加え、完走すら危ぶまれる信頼性の欠如は、開幕戦を目前に控えたチームにとって大きな懸念材料と言える。
アロンソ「修正すべき点が山積み」
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited
アストンマーティンの2026年型F1マシン「AMR26」のエンジンカバーに掲出されたホンダとバルボリンのロゴ、2026年2月19日 F1プレシーズンテスト5日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)
計画されていたプログラムを消化できずにセッションを終えたアロンソは、中断を余儀なくされたことへの悔しさをにじませつつ、チームが直面している課題の多さを強調した。
「何度か中断があって、決して楽な一日じゃなかった。周回数を稼ぐことが重要だったにもかかわらず、十分に走り込めなかった。PU関連の問題でセッションを早く切り上げることになり、予定していたタスクを完了できなかった」
「修正しなきゃならないことが山積みだ。それでも、サーキットとファクトリーの全員が解決策を見つけるために全力で取り組んでくれていることは分かっている」
チームは現在、総力を挙げてトラブルの原因究明と対策に当たっている。だが非情にも、残された時間はテスト最終日の8時間のみ。20日(金)はランス・ストロールがステアリングを握る予定だ。
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ガレージ内でアストンマーティン・ホンダAMR26のコックピットに座るフェルナンド・アロンソ、2026年2月19日 F1プレシーズンテスト5日目(バーレーン・インターナショナル・サーキット)