ホンダ、角田裕毅への支援継続を確認…2024年アルファタウリ延長契約を経て

鈴鹿サーキットのパドックでスクーデリア・アルファタウリとの2024年契約延長を記念するピットボードの脇でポーズを採る角田裕毅、2023年9月23日F1日本GPCourtesy Of Honda Motor Co., Ltd

角田裕毅とスクーデリア・アルファタウリとの2024年契約発表を経て、HRC(株式会社ホンダ・レーシング)の渡辺康治代表取締役社長は、今後も角田裕毅に対する支援を継続する方針を明らかにした。

ホンダ育成プログラム出身の角田裕毅は、2024年も引き続きダニエル・リカルドと共に、ホンダがF1パワーユニット技術を供与する伊ファエンツァのチームからF1に継続参戦する。

契約発表に合わせて渡辺社長は「角田選手のレギュラードライバーとしてのF1参戦継続決定、大変うれしく思います」との談話を発表した。

「世界最高峰レースでの戦いは毎年熾烈を極め、苦しいことも多々ある中、前向きに挑戦し続ける角田選手の姿に多くの人が勇気づけられています。これからもホンダを代表するドライバーとして世界の舞台で活躍する選手であることを期待します」

「HRCがスクーデリア・アルファタウリへの技術サポートを全力で行うことを含め、ホンダはこれからも角田選手の成長と活躍をバックアップしていきます」

ホンダのお膝元、三重県鈴鹿サーキットで明日行われる第17戦日本GPでキャリア通算60回目のグランプリ出走に臨む角田裕毅は「2024年のレギュラードライバー決定を本当に嬉しく思うとともに、支えていただいている皆様への感謝の想いが改めてこみ上げてきました」と語った。

「一日も早く恩返しができるよう勝利を目指し精進していきます。そして、明日は僕が育った鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリとなります。得意かつ大好きなコースですので、ベストパフォーマンスを発揮し皆様に感動を与えるような走りを目指しますので応援よろしくお願いします」

アルファタウリのフランツ・トスト代表は「ユーキとは2021年から仕事に取り組み、苦楽をともにしてきた。ドライバーとしての技術や成長はもちろん、彼がもたらしてくれるチームの前向きな雰囲気はかけがえのないものだ。チームにおける自身の役割を自覚し、それらを果たしていく今シーズンからの姿勢は特に素晴らしい。私はユーキの今後の活躍と成長を信じている」と語った。

2000年5月11日に神奈川県相模原市で生を受けた角田裕毅は2016年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を卒業。2018年にFIA F4日本選手権チャンピオンに輝くと翌年に渡欧し、FIA F3選手権シリーズで9位、ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップで4位に輝いた。

そして2020年にFIA F2選手権にステップアップすると優勝3勝、表彰台7回、ポールポジション4回を獲得してランキング3位に輝き、2021年にアルファタウリからF1デビューを果たした。

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