元ルノーF1代表フラビオ・ブリアトーレ、追放から12年を経て2022年にF1復帰か

2014年のフラビオ・ブリアトーレCourtesy Of Red Bull Content Pool

かつてベネトンとルノー(現アルピーヌ)のF1チーム代表を努めたフラビオ・ブリアトーレが2010年のF1追放から12年を経て、F1界にカムバックする可能性が浮上した。

71歳のイタリア人実業家は第17戦アメリカGPの開催を週末に控えた10月18日(月)、自身のInstagramに「F1の新しい章が始まる。”我々”はこの素晴らしいスポーツに相応しい興奮とエンターテイメント、楽しさ、そしてエネルギーを届けるつもりだ」とのメッセージを寄せた。

この投稿には1本の映像が添付されていた。それには大勢が集う会議室でブリアトーレを伴ったF1のステファノ・ドメニカリCEOが「期待して欲しい。来シーズンのF1は楽しくなる」と発言する様子が収められていた。

ブリアトーレはベネトン時代の1994年と95年にミハエル・シューマッハをチャンピオンに押し上げ、2005年と06年にはフェルナンド・アロンソと共にダブルタイトルを獲得するなど敏腕を奮り、輝かしいF1キャリアを過ごしてきた。

だが、2008年のシンガポールGPでネルソン・ピケJr.に対し故意にクラッシュするよう指示した事でチームを追われた。国際自動車連盟(FIA)は2012年末までF1に関与する事を禁止する処分を下し、ブリアトーレはこのスポーツから去っていった。

両者の発言は示唆に留まるもので確定的とは言えないが、この投稿に対してレッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表が「あなたが戻ってきてくれて嬉しい」とリプライを返している事から、2022年のF1復帰は既定路線である可能性が高い。

詳しい役割は追って発表される事になるものと見られるが、ドメニカリを伴っての共同発表という形式から察するに、チーム・プリンシパルといったようなチームに関わるものではなく、F1そのものに関与する形での復帰が予想される。

F1アメリカGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了