FIA、マクラーレンの再審請求を受理…公聴会日時を発表。ウィリアムズを召喚
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国際自動車連盟(FIA)はF1カナダGPでランド・ノリスに科された5秒ペナルティに関するマクラーレンからの再審請求を受理した。現地7月2日(日)午前9時30分より公聴会を行う。
公聴会では、マクラーレンが提出する証拠が「当該決定の時点で見直しを求める当事者が入手できなかった重要かつ関連性のある新たな要素」がどうかが検討される。条件を満たしているとスチュワードが認めた場合にのみ、別途再審理が行われる。
F1オーストリアGPの決勝当時の朝に行われる公聴会には、マクラーレンだけでなくウィリアムズのチーム代表者も召喚された。
「スポーツマンシップに反する行為」があったとしてF1カナダGPのスチュワードが5秒ペナルティを科した事で、ノリスは9位フィニッシュながらも13位に降格となった。
僚友オスカー・ピアストリの3秒後方を走行していたノリスは、ダブルスタックを成功させるためにセーフティーカー(SC)導入中に減速し、そのギャップを7秒に広げたと見なされた。
SC導入時、ノリスの後方にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とアレックス・アルボン(ウィリアムズ)が走行していた。ルクレールはステイアウトしたが、アルボンはノリスに続いてピットに向かった。
ノリスがピアストリとのギャップを広げず、ダブルスタックの際にタイムをロスしていれば、アルボンはピットストップで先行してノリスの前に出ていた可能性がある。