ムジェロ・サーキット
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フェラーリF1、カレンダー入りが囁かれる伊ムジェロでテストを実施

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6月19日(金)のマラネロ市街地での公道走行に続き、スクーデリア・フェラーリは6月23日(火)に2018年型F1マシン「SF71-H」を使ってムジェロで開幕オーストリアGPに向けたテストを行う。

シャルル・ルクレールがステアリングを握った金曜の走行では今季型SF1000が使われ、規約で許可された計15kmを上限とするデモランが行われたが、今度は走行距離制限なく走行できる2年落ちの旧スペックを投入し、セバスチャン・ベッテルも参加する。

当初はフィオラノでのテストが噂されていたが、マッティア・ビノット率いるスクーデリアは計画を変更。ムジェロを選んだ。ムジェロはイモラと並んでイタリア国内での2戦目のカレンダー入りが囁かれており、実際に今シーズンのF1世界選手権に組み込まれる事になれば、跳馬はアドバンテージを得る事になる。

世界モータースポーツ評議会(WMSC)が開催される事から、6月19日(金)に最新版カレンダーの発表が期待されていたが、今月頭に発表されたヨーロッパでの8戦という構成そのままのスケジュールが承認されるに留まり、第8戦モンツァに続く開催地の発表は行われなかった。

なお英Autosportはフェラーリがフィオラノではなくムジェロを選んだ理由として、標高変化やサーキット特性が道幅の狭いフィオラノよりも開幕戦の舞台であるレッドブル・リンクに近い点を挙げている。