新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の徹底を促すステッカー
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F1、新型コロナウイルス感染症検査で初の陽性者 / ハンガリーGP

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F1と国際自動車連盟(FIA)は7月17日(土)、第3戦ハンガリーGPに先立って行われた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査において、2件の陽性反応が出た事を明らかにした。シーズン開幕に向けて開始された一連の検査において、陽性反応が出たのは今回が初めて。

F1では現地入りする全ての関係者に渡航前のウイルス検査を義務付けており、陰性でない限りはサーキットへの立ち入りが禁じられている。またイベント期間中も5日毎にテストが行われ、万が一陽性者が出た場合には予め定められたプロトコルに従って陽性者と濃厚接触者の隔離措置を行う。

F1はこれまでに2度に渡って検査結果を公表してきた。レッドブル・リンクでの第2レース初日までの2週間に行われた計8598回の検査においては全ての結果が陰性であったが、7月10日(金)から7月16日(木)までの行われた計4,997件の検査で2名が陽性反応を示した。

F1は声明の中で、陽性者2名はいずれもオーストリアに滞在していた関係者ではないと明かし、濃厚接触が疑われる人々を追跡し、隔離したと発表した。

奇しくもF1のスポーティング・ディレクターを務めるロス・ブラウンは先週、シーズンを経るにつれて陽性者が出ることは避けられないだとうとの見通しを示していた。

F1は集計情報を公開する意義について「競技の完全性と透明性の確保」のためだとしており、個人情報を伏せた上で7日毎に結果を公表するとしている。

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