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ケアリーCEO、2020年F1後半戦カレンダーの発表時期について説明

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F1のチェイス・ケアリー会長兼CEOはオーストリアで行われる2連戦でのシーズン開幕を前に、2020年シーズンの後半部分のカレンダーの一部ないしは全てを今後数週間以内に発表したいとの意向を明らかにした。

一部でトスカーナGPの開催決定が報じられるなど、今週中にも発表が行われるのではとの憶測もあったが、少なくともレッドブル・リンクでのイベント中に発表が行われる事はなさそうだ。オーストリアでのイベントの成否が他の契約に影響を与えるとの考えは突飛ではないだろう。

ケアリーCEOはカレンダー再編の進捗について、既にレース開催に向けて合意を取り付けたレースが「幾つかある」とF1公式サイトに明かした。ただ一方で、ホスト国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を巡る状況が流動的であるため、正式な日程が確定していないケースがあるとも付け加えた。

カレンダーのフィックスに向けて最も大きな障害となっているのは、アメリカ大陸でのグランプリだ。ケアリーCEOは「アメリカ、メキシコ、ブラジルでは現在明らかに、他の地域よりも感染症の発生率が高いように見える」と語った。

年間15~18戦を目標に掲げるF1だが、改訂版カレンダーには未だに8戦しか掲載されていない。最低でもあと7レースを確保する必要があるが、この目標は実現可能なのだろうか?

ケアリーCEOは「目標としては今も問題ないと思っている」と述べ、期待感を示した。

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