F1王者ジェンソン・バトン、反射反応テストでギネス世界記録…衰え知らずの反射神経

ウィリアムズF1チームのアンバサダーを務めるジェンソン・バトン、2023年2月13日Courtesy Of Williams

2009年のF1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンが、2023年3月5日にバーレーンで開幕を迎えるF1世界選手権のプロモーションとしてバタック(BATAK)反射反応テストに挑戦し、ギネス世界記録を更新した。

これは30秒間の間に何回、目の前に置かれたボード上のランダムに点灯するライトを打ち抜けるかを競うもので、BATAKは「BAT(打つ)」と「ATTACK(攻撃)」の組み合わせから成る造語だ。

多くのF1ドライバーは手と目の連動性、周辺視野、反応速度やスタミナを鍛えるためにバタックを愛用しており、バトンにとっても現役時代から長年に渡って慣れ親しんできたトレーニングマシンだ。

2017年にマクラーレン・ホンダでF1キャリアを終えた43歳のレーシングドライバーは今回、F1をストリーミング配信する「NOW」からの依頼でテストに挑戦。30秒で58回を記録し、これまでイランのアルシア・シャリアリが4年間に渡って保持していた56回の記録を塗り替えた。

バトンは「新しいトロフィーをコレクションに加えられて嬉しいよ。20代の頃に非公式記録を作ったんだけど、20年を経てなお記録を保持できて最高だね!」と語った。

F1ドライバーはレース中、加減速、旋回によって最大6Gという強烈な力にさらされ、その心拍数は160~200回/分にまで上昇する。現役時代のバトンは17年間に渡って自転車やランニング、ボクシング、水泳などのトレーニングに週16〜20時間を費やしてきた。

F1引退後は解説者・コメンテーターとして活躍する傍ら、様々なカテゴリーのレースにスポット参戦しつつ、ウィリアムズ・レーシングのブランド・アンバサダーを務めている。

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