ジャッキアップされるキミ・ライコネンのアルファロメオC41、2021年8月28日F1ベルギーGPにて
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

4度のスパウィナー、キミ・ライコネンがF1ベルギーGPでピットレーンスタート

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8月29日(日)日本時間22時からのF1第12戦ベルギーGPで、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がグリッドではなくピットレーンからスタートする見通しとなった。パルクフェルメ違反が確認された。

テクニカルデリゲートのジョー・バウアーの報告によると、チームは予選を終えて7号車のリアウィングを予選時とは異なるスペックのものに交換した。

これは予選専用マシンの禁止を定めるパルクフェルメ規定違反となる事から、F1競技レギュレーション第34.8b条に基づき、ライコネンはピットレーンからレースをスタートする事になる。

特に予選中にクラッシュしたわけではないため損傷の可能性は低く、恐らくはウェットレースを見越してハイダウンフォース仕様のウイングに変更したものと考えられる。

現役最多タイとなる4度のスパウィナーは公式予選で19番手に甘んじたため、失うものは何もない。

またチームは決勝を前にギアボックスの封印を解き、ギア及びドッグリングの物理的な損傷を検査。その結果として一部のパーツを同一仕様の新品に交換している。

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