ピエール・ガスリー、アルファタウリの母国で5番手!決勝に向け表彰台獲得も視野「あらゆる状況に備える」
チームの本拠、ファエンツァのファクトリーから僅か15kmという距離にあるイモラ・サーキットで行われた2021 F1第2戦エミリア・ロマーニャGP公式予選。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは見事5番グリッドを獲得した。
予選を終えたガスリーは表彰台の可能性について問われると「すべてに備えて準備を整えるつもりだ。前の連中同士が戦ってくれて少しでも僕らのスペースができるなら大歓迎だよ」と返した。
ただし警戒すべきはマクラーレンだ。特にランド・ノリスは予選で終始好調を示していたが、トラックリミットによって3番手の座を奪われ7番手に留まった。ポテンシャルは高い。
ガスリーはマクラーレンについて「GPSで見る限り、中速コーナーでもスピードを維持できていて本当に印象的だった。多分Q3では上手くまとめられなかったんだろうね。明日は彼らを後ろに抑え続けなきゃね」と語った。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは「ピエールの予選順位は今週末の我々のマシンの状態を象徴するものだ。我々は中団にしっかりと食い込んでいるし、レースでは大量ポイントを懸けて戦えるはずだ」とポジティブな姿勢を示した。
万全の準備を整えたい
ピエール・ガスリー予選: 5位, FP3: 6位
今日は凄く良かったと言わざるを得ないね。ホント満足だよ!
全体として今日の予選はこの前のバーレーンより若干厳しいものだった。アルピーヌ、アストンマーチン、マクラーレンといったライバルの多くがペースを上げてきたんじゃないかな。
それでもQ3では全てを上手くまとめ上げて、ホームレースのイモラで5番手を獲得できた。チームにとって最高の結果だと思うし、本当にクリーンなラップだった。
凄い僅差のギャップだったね。多分シャルル(4番手のルクレール)とは100分の数秒差で、トップの連中ともコンマ3・4秒しか離れてないんじゃないかな。素晴らしい成果だよね。レースに向けて良いポジションを得ることができたよ。
明日は雨が降るかもしれないし、上位勢に何かドラマが起きるかもしれないから、どんな状況になってもそれを活かせるよう、万全の準備を整えていかなきゃね。
予選ではルイス・ハミルトン(メルセデス)が1000分の35秒という僅差でレッドブル・ホンダ勢を振り切りポールポジションを獲得した。
2021年 F1エミリア・ロマーニャGPの決勝レースは、日本時間4月18日(日)22時にスタート。1周4,909mのアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリを63周する事でチャンピオンシップを争う。