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FIA、バンドーン車のホイール締付不足を違反と判断。マクラーレンに罰金
F1中国GPのレース・スチュワードは13日、マクラーレンF1チームに対して5000ユーロ、日本円にして約66万円の罰金を科すと発表した。イベント初日二回目のフリー走行の終盤、マクラーレンはホイールが適切に装着されていない状態のまま、ストフェル・バンドーンをピットアウトさせた。
異変に気がついたバンドーンは「タイヤがハマってないみたいだ…」と無線で訴えコース脇にマシンを停めた。このアクシデントは審議対象となり、セッション終了後にチーム代表からの意見聴取と、映像及び音声による確認が行われた。
スチュワードは、バンドーンのマシンが安全性を満たしていない状態でコースインしたと判断、競技規約第18条18項bへの違反を認定し、チームに罰金を科す事となった。
今シーズンはタイヤ交換の際に締め付けが不十分なままリリースし、アンセーフ・リリースの違反を取られるチームが数多くなっている。
開幕戦オーストラリアGPでは、ハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが立て続けに違反、ダブルリタイアを喫した。前戦バーレーンGPでは、フェラーリのキミ・ライコネンが同様のアクシデントに見舞われたばかりであった。