ホンダF1の責任者を務める長谷川祐介
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ホンダF1長谷川祐介「マクラーレン・ホンダにはポイント獲得に足る十分な速さがある」 / F1カナダGP 2017《予選後》

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フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、トラブルフリーのFP3を過ごした後、1時間に渡る予選セッションに挑んだ。両ドライバーともスムーズな予選Q1の立ち上がりを見せたが、セッション終盤のパスカル・ウェーレインのクラッシュによって提示された黄旗の影響で、バンドーンは最後のアタックを中断した。予選Q2に駒を進めたアロンソは、明日の決勝を12番グリッドからスタートする。

予選を終えて、ホンダF1のトップを務める長谷川祐介は、今週末のマクラーレン・ホンダには決勝でポイントを獲得できるだけの”十分な速さ”があるとの考えを示した。長谷川がここまで踏み込んだ発言をするのは珍しい。マクラーレンのザク・ブラウンは、カナダで予定されていたパワーユニットのアップデートは延期されたと公にしている。

ホンダF1:F1カナダGP予選を終えて

長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者

昨日見舞われたトラブルにも関わらず、今週末の我々には予選Q3に進出するに十分な速さがあると考えていました。そのため、それを逃してしまった事にガッカリしています。今朝のセッションでは、チームは昨日の走行不足を補うために、極めてハードに取り組みました。予選に向けたマシンセットアップのためのプログラムを計画通りに進めることができました。

フェルナンドは、またしてもマシンから限界速度を引き出しましたが、中段勢の争いは接近しておりQ3を逃してしまいました。ストフェルは非常に運がありませんでした。彼のQ1最後のアタックはイエローフラッグによって台無しにされてしまいました。

明日は長く険しいレースになると思いますが、我々にはポイントを獲得できるだけの十分な速さがあると私は考えています。カナダでは何事も起こりえますから、願わくば、運が我々に見方し力強いレースができる事を祈っています。


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