名門マクラーレン、平川亮を2024年F1リザーブ・ドライバーに起用
マクラーレン・レーシングは2023年F1日本GPの初日を迎えた9月22日(金)、ドライバー育成プログラムの一環として2022年のル・マン24時間レースのウィナー、平川亮を2024年のF1リザーブドライバーに起用したと発表した。
スーパーフォーミュラやスーパーGT、FIA世界耐久選手権(WEC)でキャリアを積んできた平川亮は2024年よりTOYOTA GAZOO Racingでの役割と並行して、マクラーレン・テクノロジー・センターでのシミュレーター作業及び、MCL35Mテストプログラムに取り組む。
平川亮についてマクラーレンのアンドレア・ステラ代表は「ル・マンとFIA世界耐久選手権での勝利という素晴らしい成績を残している」として、「リョーをF1リザーブドライバーとしてマクラーレン・レーシングに迎える事ができ嬉しく思う」と語った。
「これにより我々は、サポートドライバープールを更に強化する事ができる。リョーの兼任を許可してくれたTOYOTA GAZOO Racingに感謝したい」
「リョーは既にMTCのシミュレーターで作業に取り組んでいる。彼との仕事が楽しみだ。経験豊富な彼の加入は様々な面でチームにプラスになるだろう」
リザーブ・ドライバー就任について平川亮は「このような尊敬すべきチームと共に仕事ができる事になり嬉しく思います。チャンスを与えてくれたザク(ブラウン / マクラーレンCEO)とアンドレアに感謝しています」と語った。
「すでにチームとは顔を合わせており、MTCのシミュレーターも体験済みです。2023年の残りの期間に向けて準備は整っており、集中しています」
「この場を借りて2点、感謝を申し上げます。まずはTOYOTA GAZOO Racing。2つのチームのドライバー就任を許可して下さった事に感謝しています。また、ドライバーとして僕を支えてくれたモリゾーさん(豊田章男会長)にも感謝申し上げます。ドライバーという視点で、成長の可能性があるクルマに乗るべきだとアドバイスしてくれました」
「このチャンスを最大限に活かし、自分が成長した姿をお見せして恩返しができればと思っています」
マクラーレンはインディカープログラムでの契約騒動を経て今年、リザーブ・ドライバーのアレック・パロウを失った。