嗚呼…モンツァ動物園、リスを轢いてしまったボッタスとウサギを轢かなかったラティフィ
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2021年のF1イタリアGP予選では平均時速260kmオーバーで走るF1マシンに混じって2頭の小動物がコースを駆け抜け、その内の1匹が残念ながら天に召されてしまった。
モンツァ・サーキットを要するモンツァ・パークはヨーロッパで4番目に大きな緑豊かな公園で、その広さは688ヘクタールとモナコ公国の3倍以上を誇る。
生息している動物は多岐に渡る。キジ、キジバト、サギ、カラス、シジュウカラなどの鳥類に加えて、ヤマネ、ハリネズミ、ウサギ、リス、野ウサギなどの哺乳類、猛禽類ではチョウゲンボウ、フクロウ、トラフズクなどが生息しているという。
この予選セッションでスプリントレースのポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタス(メルセデス)はQ2の計測ラップに向けてアウトラップを走行していた際、リスと遭遇した。
スロー走行中のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)を右から追い抜き、2個目のレズモ(ターン7)へと向かっていたボッタスは、左側からトラックを横断しようとしていたリスを発見した。
直ちにステアリングを切ったものの回避しきれなかったようで「リスを轢いちゃった…」と報告。レースエンジニアのリカルド・ムスコーニは「了解」と返した。
ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)も同じ2個目のレズモの出口でウサギと遭遇したが、こちらは幸いにも接触に至る事はなく、ウサギは力強く路面を蹴り出してグラベルへと逃れていった。