8月28日(日)に行われたF1第14戦ベルギーGPの決勝レースでマックス・フェルスタッペンに17秒もの差をつけられ2位に終わったペレスは「異次元の速さだった」と述べ、チームメイトに対する完敗を認めた。

2番グリッドという好位置を手にしながらも、14番グリッドスタートの僚友に優勝を許す事となった原因は、レースペースと合わせてスタート時の後退が挙げられる。

ペレスは蹴り出しで失速し、ラ・ソース（ターン1）を抜けたところで5番手にまで後退した。ルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソの接触事故の恩恵を受け、すぐにポジションを取り戻したものの、早々にカルロス・サインツ（フェラーリ）を交わしてトップに立つとの計画は頓挫した。

スタート時の失速についてペレスは次のように説明した。

「クラッチ関連の何かだと思う。繋いだ途端にホイールスピンしてしまったんだ。ここでのそれは余りに大きな代償だ」

「大抵の場合、スパはスタートをしくじる上で最悪のコースの一つなんだ。ターマックが余りに粗いからね」

フェルスタッペンの優勝とペレスの2位によってレッドブル・レーシングは、チーム史上21回目にして、イモラ、スペイン、アゼルバイジャンに続く今季4回目の1-2フィニッシュを達成した。また、ペレスは、ドライバーズランキングでシャルル・ルクレール（フェラーリ）を抜き去り2位に浮上した。

今日のマックスは異次元の速さ

セルジオ・ペレス決勝: 2位 / 開始: 2番手

チームにとって素晴らしい週末になった。 懸命に働いてきただけに本当に満足してる。

今日のマックスは異次元の速さだった。レースペースを見直して、どこで彼に負けていたのかを理解していきたい。ギャップがある事は自覚してる。もっと速さを引き出せるように頑張りたい。

スタートはホント、悪かった。でも幸運にもなんとか立て直すことが出来た。クラッチを離した瞬間にホイールスピンしてトラクションがかからなかったんだ。特に2速に入れた時にね。お陰でかなりのポジションを失ってしまった。

最初のスティントがあまり上手くいかなかった事が、レースの大部分を決定づける事になったと思う。

次のザントフォールトとモンツァでは、もっと高いレベルで走れるようにしなきゃならない。やるべき事は山積みだけど、次戦ではもっと強くなって戻ってきたい。

更に接近した戦いになるだろうしホント、楽しみだよ。これからも全力でプッシュし続けていくつもりだ。

8月28日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた2022年F1第14戦ベルギーGPの決勝レースでは、14番グリッドのマックス・フェルスタッペン（レッドブル）が今季9勝目をマーク。2位にチームメイトのセルジオ・ペレス（レッドブル）、3位表彰台にカルロス・サインツ（フェラーリ）が滑り込む結果となった。

ザントフォールト・サーキットを舞台とする次戦オランダGPは、9月2日のフリー走行1で幕を開ける。

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