角田裕毅、焦りから攻め過ぎロックアップで19番手「もっと上を狙えたはずだ」とアルファタウリ
角田裕毅(アルファタウリ)はFP1で8番手、FP2でも13番手と、F1第14戦ベルギーGPの初日を上々の結果で締め括ったものの、肝心の予選では焦りから攻め過ぎてしまい、19番手と精彩を欠いた。
予選Q1の1本目のランではラ・ソース(ターン1)でタイヤスモークを上げ、最終ラップでは最終セクションのバスストップ・シケインでロックアップを喫してコース外に飛び出した。
予選を振り返った角田裕毅は「あまりタイムを削れていない事が分かっていたため、できるだけハードにプッシュした結果、ロックアップしてしまいました」と説明し、焦りがあった事を認めた。
好調な週末を過ごしてきただけに、チームとしてもフラストレーションを抱える結果となった。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「2回目のランで何度かフロントタイヤをロックさせるなど、ユーキは予選で少し手こずっていた」と振り返った。
「その結果、ベストラップをまとめる事ができず、残念ながらQ1敗退を喫した。これはユーキにとってもチームにとっても苛立たしい結果だ」
「彼は堅実な週末を過ごしてきたわけで、間違いなくもっと上を狙えたはずだ」
予選は19番手に終わったものの、前でフィニッシュした6名がパワーユニット交換に伴うグリッド降格を受けるため、角田裕毅は繰り上がりの13番グリッドから入賞を目指していく。
Q3進出の可能性は十分にあった
角田裕毅
予選: 19位 1分46秒692
FP3: 18位 1分47秒035
本当に残念な1日になってしまいました。今週末はクルマにかなり満足できていましたし、Q2やQ3進出の可能性は十分にあったと思います。
ですが残念な事に、そうはなりませんでした。酷いスナップに見舞われてしまい、更にコース外に飛び出てしまいました。
スパはオーバーテイクのチャンスがあるコースですので、前進できるように頑張りたいと思います。
2022年F1ベルギーGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速を刻むも、エンジン交換ペナルティを受ける事から、カルロス・サインツ(フェラーリ)が繰り上がりのポールポジションを獲得した。
F1ベルギーGPの決勝レースは日本時間8月28日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周7,004mのスパ・フランコルシャンを44周する事でチャンピオンシップを争う。