角田裕毅、進捗に手応え「順調に前進」とアルファタウリも評価
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はF1第12戦ベルギーGPの初日プラクティスを終えて、目標に沿ってセッション毎に前に進む事ができているとして、これまでの進捗に手応えをうかがわせた。
僚友ピエール・ガスリーから1.229秒遅れの15番手タイムでFP1を終えると、FP2ではそのギャップをコンマ4秒ほど縮め、0.793秒遅れの12番手に改善させた。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「F1マシンでの初のドライブという事で、ユーキにとってはスピードを上げる事が非常に重要だったわけだが、ラップタイムをまとめながらクルマに対する自信を深めていき、FP2に向けて順調にステップアップしてみせた」と評価した。
角田裕毅にはガスリーと張り合うパフォーマンスではなく、クルマを壊さずマイレージを稼ぐ事が求められている。
今のところ上手くいっている
角田裕毅
FP2: 12位 1:46.928 / FP1: 15位 1:45.758
今週末のメインの目標は一貫性を保つ事と、プラクティスを通してペースを積み上げていく事ですが、セッション毎に適応してパフォーマンスを向上させる事ができていますし、今のところ上手くいっていると思います。
クルマにはペースがありますので、僕としては明日の予選に向けて自信をつけながら改善を続けていく必要があります。
スパ特有の天候の変化はドライビングという点では確かに難しいですが、過去数年で幾度となく素晴らしい思い出を築く事ができたこのサーキットで再びドライブできる事を嬉しく思いますし、特に今回はF1マシンでの走行ですので尚更にワクワクしています。
初日をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)を0.041秒差で退けた。3番手には0.072秒遅れでルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
F1ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月28日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。