ホンダF1、ベルギーGPの赤旗クラッシュを経てフェルスタッペン車のPU状況を説明
8月27日(金)のF1第12戦ベルギーGPフリー走行2でクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンのパワーユニット(PU)について、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、現時点では特に異常は確認されていないと説明した。
サマーブレイクが終わり、後半戦のスタートとなるベルギーGPがスパ・フランコルシャンで開幕。インターミディエイト・コンディションで開始されたFP1ではフェルスタッペンが2番手、ピエール・ガスリーが好調な走りで3番手に続き、ホンダ勢は2-3の好発進を切った。
続くFP2では、メルセデス勢を抑えてフェルスタッペンがトップタイムをマークするも、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の事故による赤旗を経てセッションが再開された直後にターン7の出口でスピンを喫した。
クルマは右後部からバリアに激突。再び赤旗が掲示され、残り時間が僅かであった事からセッションはそのまま終了を迎えた。
パワーユニットへのダメージが懸念されるところだが、田辺TDは「現時点ではデータ上でPUに関する異常は特に確認されていません。これより状況を詳細に確認していきます」と説明した。
「2週間の休暇というブランクがありましたが、チーム、ホンダ双方のメンバーとも、週の頭からスパ・フランコルシャンへと入り、通常のレースウィークと変わらないペースでスムーズに準備を進めました」
「今日は”スパ・ウェザー”らしく天候が不安定で、路面の一部にダンプがある時間帯もありましたが、基本的にドライコンディションで走行する事ができました」
「ホンダPUを搭載するレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの計4台は、おおむね予定通りに初日のメニューを消化しました。これより予選と決勝レースに向けて、天候などを考慮しながらキャリブレーションの最適化を進めていきます」
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周回 |
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1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:44.472 | 12 | |
5 | ガスリー | アルファタウリ | 1:44.965 | +0.493 | 17 |
10 | ペレス | レッドブル | 1:45.404 | +0.932 | 13 |
12 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:45.758 | +1.286 | 17 |
F1ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月28日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。