レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2021年8月27日F1ベルギーGPにて
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フェルスタッペン、赤旗クラッシュも「凄く前向きなスタート」

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赤旗クラッシュがマックス・フェルスタッペンのスパでの手応えを脅かす事はなかったようだ。来週末に母国レースを迎えるオランダ人ドライバーは8月27日(金)のF1ベルギーGP初日を終えて「凄く前向きなスタートが切れた」と1日を振り返った。

FP1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)に0.164秒差の2番手を刻んだフェルスタッペンは、FP2の中盤にソフトタイヤで1分44秒472のファステストラップを記録してタイムシートのトップに立った。

だが、残り2分というタイミングでターン7の出口でリアを失い、グラベルを乗り越えバリアに激突。即座に赤旗が振られた。残り時間が僅かであったため、セッションは再開されずそのまま終了となった。左リアを中心にマシンはダメージを負った。

フェルスタッペンは「何が起きたのかは分からない。残念ながら酷いオーバーステアに見舞われ立て直し切れず、リアのコントロールを失ってウォールに激突してしまった」と事故を振り返る一方、スパでのRB16Bに手応えを得た事を強調した。

「1日の出来にかなり満足してる。もちろん、FP1からFP2にかけては幾らか微調整が必要だったけど全体的にはかなり満足だし、間違いなく凄く前向きなスタートが切れた」

計測ラップはフェルスタッペンがダウンフォース重視のセットアップを使用していた事がうかがえる。

「ウイング(レベル)については何も変えていない。今の状態に満足してる。でも天候の事もあるし、明日に向けては幾つか検討しなきゃならない事がある」

FP1がインターミディエイト・コンディションで開始されたように、土曜以降も天候は不安定となる見通しだ。

「明日に向けては天候も考慮する必要があるけど、ウエットでの路面がどんなものかを判断するのは難しい。何しろまだウェットでは十分に走ってないからね。土曜も日曜も今日と似た天気になるはずだから、その意味では興味深い」

FP2に先立ってはチームメイトのセルジオ・ペレスの来季続投が発表された。

「チェコ(ペレス)が来季もチームに残る事が決まって良かった。良い関係が築けているから、今シーズンの残りと来シーズンのために、一緒に力を合わせてチームのために多くのポイントを稼いでいく事を楽しみにしてる」


F1ベルギーグランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月28日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。

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