鉄人バリチェロ、ルマン24時間2017への参戦を正式発表!
F1で11回のグランプリ優勝を果たし、通算322戦のF1史上歴代最多記録を持つルーベンス・バリチェロが、2017年のルマン24時間レースに参戦することを正式に発表した。参戦の噂はあったものの、バリチェロの名がエントリーリストに載らないままの状態が続いていた。バリチェロは、チーム・ネダーランド(RACING TEAM NEDERLAND)でLMP2クラスのダラーラP217・ギブソンのステアリングを握る。
45歳になったバリチェロは、2週間後の決勝レースに向けて、日本時間6月4日(日)16:00から行われる公式テストデーに参加する。ルマン初参加となるルーキーのバリチェロは、最低10周のラップを走行し参戦資格を得る必要がある。バリチェロは何故ルマンへの参戦を志したのであろうか?その背景には、世界三大レースのすべてを走りたいとの想いがあるようだ。
「随分長いことテレビでルマンを見てきたんだ。僕はF1モナコGPも走ったしインディ500にも出走した。だから思ったんだよ、自分のレースキャリアを考えた時に、ルマン24時間にも参戦するべきじゃないのか、ってね。一番大事なことは、僕がそうしたいって思ってるって事だよ」
「F1での19年目のシーズンで、人々は僕に”やめるべきだよ”、”もう多くの事を達成したじゃないか”と言ったもんだ。でも僕は”これ以上ドライブしたくない”って思うその時までレースを辞めるつもりはない。僕は今F1にいた頃よりもたくさん走っているから、今もすごい競争力があると思う。だからルマンで走ることは問題ないし、参加できることをすごく嬉しく思ってるんだ」
今年は、F1に参戦中のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が「世界三大レース制覇」の夢を叶えるため、モナコGPを欠場してインディ500に臨んだ。
テストは4時間のセッションが2回に分けて行われる。セッション1は現地朝9時から始まり、13時からの1時間の休憩を挟んだ後、14時から2回目のセッションが行われる。2017年のルマンに参戦するドライバーの情報については、ルマン24時間 全ドライバー&チーム一覧を参照されたい。