レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表、F1バーレーンGPのピットウォールにて
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レッドブル・ホンダRB15、バーレーンGPでパワステのオイル漏れ

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FP1で5番手、FP2で6番手と、まずまず有望な初日を過ごしたマックス・フェルスタッペンだが、レッドブル・ホンダ33号車RB15は、パワステに油圧漏れのトラブルが発生していたようだ。

南部サクヒールでのバーレーンGP初日、フェルスタッペンは陽の差す中で行われたFP1の序盤、ヘルメットを被ったままガレージ内に待機していた。英Sky Sportsの解説者を務めるカルン・チャンドック曰く、RB15は問題を抱えていたのだという。

「レッドブルはパワーステアリング・システムに液漏れがあることを発見した」とチャンドック。「そのためマックスのクルマのシステムに、再度加圧する必要がありその作業を行っていた」

「マックスはセッション最初の数分を失った事を気にしないだろうが、彼とチームにとって理想的な週末のスタートでなかった事は間違いない」

エンジニアはこの問題に即座に対応し、フェルスタッペンは最初のセッションで21周を走破。最も多くのラップを重ねたマクラーレンのランド・ノリスの29周と比べればやや少ないものの、FP1は予選・決勝とはコンディションが大きく異なるため重要度は低く、影響は軽微と考えられる。

例年チームは週末の準備に適さないFP1で、開発中の新しいパーツやタイヤに関するテストなどを行う。レッドブル・ホンダ勢はフェルスタッペンとピエール・ガスリーの二人に異なるリアウイングを装着。フェルスタッペンはフラップ角度が大きな高ダウンフォース仕様のものを試していた。

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