エンジニアの話を聞くアルファタウリの角田裕毅、2022年3月18日F1バーレーンGPフリー走行
Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅、FP3欠場の影響もありQ1敗退「入賞は難しそう」と悲観

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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、3月19日(土)のF1バーレーンGP公式予選で16番手に留まりQ1敗退を喫した。少なからずFP3で走れなかった事が影響した。

シャルル・ルクレールの走行を妨害したとして戒告処分を受け2日目のFP3に臨んだ角田裕毅は、ガレージを出てコースへと向かおうとしたところ「ステアリングが切れない。オイル臭い」と報告。油圧系統のトラブルにより全く走行できず60分を棒に振った。

この日初めての走行は限界までプッシュしなければならない予選だった。Q1のタイムはチームメイトのピエール・ガスリーより0.654秒遅れ、僅差でQ2進出を逃した。

確かにバーレーンでのAT03は暑い日中こそ高いパフォーマンスを発揮したものの、予選は日が沈んだ後の涼しいコンディションの中で行われた。

角田裕毅はマシンが望んだ程の競争力を発揮できていない事を認めた上で「クルマの限界を理解するという点で、FP3を逃した事も影響しました」と語った。

Q1敗退「入賞は難しそう」と悲観

角田裕毅
予選: 16位

このクルマが涼しいコンディションで思ったほどのパフォーマンスを発揮していない事は分かっていましたし、今日はかなり難しい一日でした。それにFP3を走る事ができませんでした。

それでもQ2進出を目指していたのですが、残念ながら今日はそれを実現する事ができませんでした。

ライバルチームのレースペースは分かりませんし、明日がどうなるかは分かりませんが、もちろんポイント獲得を目指していきます。ただ、難しい挑戦になると思います。


ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。2番手はマックス・フェルスタッペン(Red Bull)。3番手はカルロス・サインツ(Ferrari)という結果となった。

2022年F1バーレーングランプリ決勝レースは、日本時間3月20日(日)24時にスタート。1周5412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。

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