”大局”を見据えるフェルスタッペン「大騒ぎする必要はない」ルクレールに敗北も楽観的
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はF1第4戦アゼルバイジャンGP予選で0.188秒及ばずシャルル・ルクレール(フェラーリ)にポールを許したが、重視しているのは予選ではなく決勝レースであるとして楽観的な姿勢を崩さない。
クルマを降りたフェルスタッペンは「もちろん、望んでいるのはポールだけど、もっと大局的な視点を持つ必要がある」と振り返り、「僕らには素晴らしいレースカーがある」「ポイントが得られる明日と日曜に集中していくつもりだ」と付け加えた。
「クルマのセットアップには満足しているし、明日が楽しみだ。ここはミスを犯しやすいから、明日はトラブルのないセッションにする必要がある」
「予選のようなアタックはできないし、タイヤの挙動も全く違うわけで、この手のストリートサーキットにおいて、予選と決勝は全く別のものだと思う」
「このコースで限界まで攻めるのは簡単なことじゃないし、タイヤを適切なウインドウに入れるのも難しいけど、今日は問題なくセッションを過ごして上手く前に進めたと思う。満足して良いんじゃないかな」
最上位グリッドは今年、レッドブル勢が独占していたが、ルクレールは得意とするバクー市街地コースで速さを見せ、2021年と2022年に続く3大会連続のポールポジションを記録した。
ルクレールのペースに驚いたか?と問われたフェルスタッペンは「あまり。だってバクーでは毎年そうだけど、シャルルはかなり調子が良いからね」と返した。
「ここでの彼はいつも自信に満ち溢れているように思う。ここで良い結果を得るためには全てを出し切る必要がある。彼がポールポジションを獲得したのはそういう理由によるんだと思う」
「コースにはフェラーリのマシンに合った特性を持つものもあれば、逆に僕らに合うものもある。(ポールポジションを獲得できなかったからと言って)大騒ぎする必要はないよ」
2023年F1アゼルバイジャンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にセルジオ・ペレスと、今年初めてレッドブル勢を退けてみせた。
スプリント・シュートアウトは日本時間4月29日(土)17時30分から、スプリントは同22時30分からバクー市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。