動画:オーストリアGP《予選》ハイライト / ライコネン、中指を突き立てハミルトンに抗議
フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、30日土曜に行われた2019年第9戦オーストリアGP予選セッションの模様を収めた5分8秒のハイライト動画を公開した。今年もまた、レッドブル・リンクにはフェルスタッペン応援団の地鳴りのような声援が響き渡った。
予選Q1では、アルファロメオのキミ・ライコネンがターン3の進入の際に、メルセデスのルイス・ハミルトンの走行妨害に遭い計測を断念。頭にきた大ベテランは、すかさず左手中指を立てて抗議した。接近を知りながらも十分な回避行動を取らなかったとして、予選後、ハミルトンに3グリッド降格が科された。
Q1最終盤、アタックラップ中のダニール・クビアトがブラインドコーナーのターン9に侵入すると、眼の前に突如ウィリアムズのジョージ・ラッセルが。接触を避けるべく、とっさにステアリングを切ったクビアトの判断によって事なきを得たが、結果大きくタイムロス。クビアトは18番手でQ1敗退を喫した。審議の結果、ラッセルに3グリッド降格が言い渡された。
予選Q2の終盤、フェラーリのガレージ内で不穏な空気が流れた。セバスチャン・ベッテルのマシンのエアプレッシャーラインに問題が発覚。エンジンが起動しない状況に陥った。修復のためにはボディーワーク全体を外さなければならず、ベッテルはQ3でタイム計測をすることなくチェッカー4分前にクルマを降りた。
ポールポジションはコースレコードを塗り替えたシャルル・ルクレール。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、オレンジ色の服を身にまとった母国応援団の前で、予選3番手を獲得した。
予選結果とセッションの詳しい経緯については、2019年F1オーストリアGP予選ダイジェストを参照されたい。