ザウバーのシャルル・ルクレール、2018年F1オーストリアGP
copyright Sauber Motorsport AG

突如失速したザウバー「あれ以上のリザルトは難しかった」と13番手ルクレール

  • Published:

F1オーストリアGP2日目は、アルファロメオ・ザウバーF1チームにとって厳しい一日となってしまった。力強さを示していた初日から一変、ザウバーの2台はシュピールベルクの土曜セッションで失速した。

FP3ではシャルル・ルクレールのマシンにギアボックストラブルが発生。交換作業を強いられ、予選開始前に決勝でのグリッド降格ペナルティが確定した。

チームは迅速な作業で予選にマシンを間に合わせるも、マーカス・エリクソンは最下位。トップ10の可能性も十分にあったルクレールは、Q2進出を果たすも13番手に終わった。ルクレールは日曜の決勝を18番グリッドからスタートする事になる。

F1オーストリアGP予選を終えて

シャルル・ルクレール予選: 13位, FP3: 10位

13番手という結果にはすごく満足だよ。あれ以上は難しかったと思う。でも、FP3以降に少し後退してしまっていたから、何が悪かったのかをちゃんと分析しなきゃね。

予選に間に合うようマシンを直してくれたチームの皆に心から感謝している。ペナルティを受けなきゃならないから明日は18番グリッドからスタートする事になる。挽回するのは難しいとは思うけど、序盤にできるだけプッシュして全力をつくすよ。

マーカス・エリクソン予選: 20位, FP3: 16位

僕にとっては残念な予選になってしまった。ここまでは良い形で来てたのにね。予選で苦しんだ理由を探ってみなきゃならないね。マシンのフィーリングは良いから、決勝でポテンシャルを最大限に活かせるよう、データを詳細に分析してみるよ。


予選は日本時間22時からレッドブル・リンクで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがキャリア5度目のポールポジションを獲得。2番手にはルイス・ハミルトン。エンジンと車体を大幅に改良したメルセデスがフロントローを手に入れる事となった。

第9戦F1オーストリアGP決勝レースは、日本時間7月1日(日)22時10分からスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事で勝敗を争う。過去11回のレースを見る限りポール・トゥ・ウィンの確率は45%。追い抜けない事はないものの、コースはタイトでありオーバーテイクが容易とは言えない。

F1オーストリアGP特集