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またしてもMGU-Hのトラブルに足を引っ張られてしまったマクラーレン・ホンダ、フェルナンド・アロンソは性能の劣る旧エンジンでF1オーストリアGPの予選を戦うことを強いられた。8日(土)に行われた予選の結果は12番グリッドと13番グリッド。初日のセッションでは2台ともがトップ10に食い込む健闘を見せていただけに、悔やまれる結果となった。
レッドブル・リンクでの中段勢の争いは激しく、ストフェル・バンドーンは僅か1000分の29秒差でルノーの1台を退け、辛うじてQ2に駒を進めた程。大接戦と言うに相応しいバトルであっただけに、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは「後コンマ数秒あれば…」と悔しさをにじませる一方、これが今のマクラーレン・ホンダの実力だと冷静に分析する。
日曜の決勝では降雨予報が出ており、海抜700m超の山岳部に位置するシュピールベルグのサーキットは、これまでとは異なるコンディションになる可能性がある。ブーリエは、今週末の勢いを維持することが出来れば、入賞圏内でゴールするという目標は十分達成可能なものだと主張する。
マクラーレン:予選後コメント
エリック・ブーリエレーシングディレクター
今週私達が練習走行で見せていたペースを考えると、明日のグランプリ決勝を12番グリッドと13番グリッドからスタートするのは少しばかり残念ですが、恐らくはこれが我々の今の実力を表しているのでしょう。
午後の予選では、いずれのマシンもQ3に接近していただけにフラストレーションが溜まりますね。後コンマ数秒さえあれば確実にトップ10に進むことができていたのですから。とは言え、トップ10圏内ギリギリのポジションから2台のマシンがスタートするわけですから、前に出るチャンスはあると考えています。
今週ポイントが獲得できればそれは素晴らしいものになるでしょうし、それこそが我々の願いです。この良い流れを明日のレースでも維持することが出来れば、ポイントの獲得は現実的であると考えています。
2017年第9戦F1オーストリアGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1オーストリアGP特設ページを参照されたい。