新型 Audi RS 4 Avantのフロントマスク

アウディA4の超高性能ワゴン「新型 RS4 アバント」が日本初上陸

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Audi Sport GmbHが開発を手がけたアウディ新型「RS4 Avant」が28日より日本で発売開始となった。同モデルはA4シリーズのステーションワゴン(アバント)をベースに、スポーツ性能とラグジュアリィ性を高めたモデル。価格は税込11,960,000円。「RS4」のモデルチェンジは2013年以来6ぶり。

パワートレインには最高出力450馬力、最大トルク600Nmを発揮する新開発の2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載。従来型の4.2リッターV8 DOHCと比べて、最大トルクが170Nm増強された。

新型 Audi RS 4 Avantの全景

8速ティプトロニック・トランスミッションとクアトロ・フルタイム4WDシステムを組み合わせた事で0-100km/h加速はわずか4.1秒。さらに、リヤアクスルに左右の駆動力配分を最適化するスポーツ・ディファレンシャルを装備することにより、優れた高速安定性と操縦安定性を実現している。

その一方で、アウディ独自のエンジン燃焼方式であるBサイクルを採用したことで、燃費は11.2km/ℓ(JC08モード)と従来型よりも大幅な省燃費を実現。驚愕の性能を備えながらも、ランニングコストを抑える事が可能となっている。

新型 Audi RS 4 Avantのリア

かつて北米モータースポーツシーンを賑わせたAudi 90 quattro IMSA GTOからインスピレーションを得たエクステリアデザインには、RSモデル専用のシングルフレームグリルや大型のエアインレット、さらに専用の前後バンパー、リヤディフューザーを採用。スポーティさを強調する。

伝説のマシンAudi quattroを彷彿とさせるブリスターフェンダーもAudi RS 4 Avantの特徴で、標準モデルのAudi A4 Avantに比べて全幅は25mmも拡大している。

新型 Audi RS 4 Avantのインテリアデザイン

インテリアは水平基調のデザインをベースに、ファインナッパレザーのSスポーツシートをはじめ、フラットボトムのRS革巻きマルチファンクションやスポーツステアリングホイール、RS専用のシフトゲート、イルミネーション付きドアシルトリムなどを採用する。

メーターパネルには12.3インチのTFT液晶ディスプレイを採用。スピードメーターやタコメーターの他、ナビゲーションシステムやGフォース、トルク値などの情報を表示できるアウディバーチャルコックピットを標準装備する。更に、インターネットと常時接続することでニュースや天気予報、駐車場検索や空港のフライトインフォメーション、ガソリンスタンドを距離順や価格順に教えてくれるAudi connectを備える。

新型 Audi RS 4 Avantのコックピット

また24時間365日、専任オペレーターを介して施設検索や予約手配が可能なコンシェルジュサービス「Audi connect Navigator」も利用可能で、アウディプレセンスシティ(歩行者検知機能付自動ブレーキ)をはじめとする数々の最安全技術とアシスタンスシステムも搭載する。