780万円超!鬼才ニューウェイ設計のシートポジションが味わえるアストンマーチン初のシミュレーター「AMR-C01」

アストンマーチン初の最高級レーシングシミュレーター「AMR-C01」全体

アストンマーチンがCurv Racing Simulatorsと提携して、シムレーサー・eスポーツドライバーのための最高級レーシングシミュレーター「AMR-C01」を開発した。同社がシミュレーターを発売するのは今回が初。150台の限定で、希望小売価格は5万7,500ポンド、日本円にして約781万円と超高額だ。

シートポジションは、F1界の至宝、空力の鬼才と呼ばれるレッドブル・ホンダF1の天才的デザイナーとして知られるエイドリアン・ニューウェイが設計を手掛けた同社のハイパーカー「ヴァルキリー」を再現している。


シルバーストンを走行するアストンマーティン・ヴァルキリー

「AMR-C01」の設計はアストンマーティンが担当。エンジニアリング面は、アストンマーチンのワークスドライバーであり、シミュレーターのスペシャリストでもあるダレン・ターナー率いるCurvが手掛けた。全てが手作業が組み立てられる。

高級外車が買えるほど高額な理由の1つは、アストンマーチンが自社設計したカーボンファイバー製のモノコックだ。曰く「剛性の高い走行環境を実現」との事。シートもまた、カスタマイズ可能なトリム付きカスタムメイドのカーボンファイバー製で、ディスプレイには32:9のアスペクト比を持つ幅1195mmの超ウルトラワイドゲーミングモニターを備える。

最先端フォーミュラスタイルのステアリングホイールには、バイトポイントが調整可能なカーボン製デュアルクラッチパドルと9つの回転式ダイヤル、そして12個のプッシュボタンが配され、走行中にセットアップを完全制御する事が可能となっている。

サウンド面では内蔵スピーカーとゼンハイザーのヘッドセットを備え、コンピュータハードウェアとしてはCPUにIntelのi7を、GPUにNvidia GTX 2080を採用。ソフトウェアとしては最新の「Assetto Corsa」に対応する他、iRacingやrFactor2など、様々なプラットフォームで実行可能と説明されている。

アストンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるマレク・ライヒマンはシミュレーターの外観について「レーシングカーからインスピレーションを得て、彫刻のような芸術作品を目指した」と説明している。

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