2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソの起用についてルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、F1でトップに返り咲くための計画の一環であるとして、契約は必然であったとの考えを示した。

シリル・アビテブール代表は「フェルナンド・アロンソとの契約は、F1へのコミットメントを継続してトップに返り咲くためのグループ・ルノーの計画の一環だ」と述べ、まるでアロンソとの契約がルノーのF1参戦継続のための条件であったかのように語った。

「彼という存在は、彼が愛着を持つブランド（ルノー）にとってだけでなく、このスポーツ全体にとって素晴らしい資産だ。チーム、フェルナンド、そしてファン。この3者の間の絆の強さを考えれば、彼を選ぶのは自然なことだった」

「これまでの成功になぞらえるように、これはお互いが納得の上で決断した選択であると同時に、未来に向けたプロジェクトでもある」

「彼の経験と決断力は、お互いの長所を最大限に引き出すだけでなく、このチームを現代F1に求められている卓越性へと導いてくれるはずだ。そしてまた、急成長を遂げているこのチームに、共にハードルを乗り越えていくための競争と勝利の文化をもたらしてくれるだろう」

「彼の使命は、エステバンとともにルノーDPワールドF1チームが2022年シーズンに向けて最高のコンディションを整えられるようサポートする事にある」

フェルナンド・アロンソが持つ仕事への倫理観や絶えず成長を追い求めるメンタリティ、粘り強さ、そして純粋な才能は、タイトル奪還に向けて努力を続けるエンストンのチームに大きな力を与えるだろう。