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マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソや、ウィリアムズのフェリペ・マッサら著名人が、FIA基金が主催する「3500LIVESキャンペーン」に参加し、”ポスター”として世界中で交通安全を呼びかけている。
「私は交通安全を政治的最優先課題と考えています」
世界中では毎日3,500人もの人々が交通事故で命を落としており、15〜29歳の死亡原因の第1位は交通事故であるとされる。3500LIVESキャンペーンは、予防可能な交通事故で人生を失ってしまう人の数にちなんで名付けられ、世界的な著名人の賛同のもと、交通安全を推進している。
著名人による交通安全ポスター
当キャンペーンにはサッカーのアントワーヌ・グリーズマン、テニスのラファエル・ナダル、陸上競技のヨハン・ブレーク、ヒップホップのファレル・ウィリアムス他、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ、ウィリアムズF1のフェリペ・マッサ、2016年ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグ、モトGP王者のマルク・マルケスなどが参加している。
シートベルト閉めろよ – アロンソ
よく見て渡れよ – マッサ
飲んだら乗るな – ロズベルグ
メット被れよ – マルケス
全30ヶ国語に翻訳、30都市で展開
現在ポスターは世界30ヶ国語に翻訳され30都市で展開されているが、2017年末までに70カ国以上でのロールアウトが計画されているという。日本では新宿御苑前にフェリペ・マッサの目撃情報があり、もしかすると既に目にされている方も多いのではないだろうか。
見覚えのあるひとがいる… #f1jp pic.twitter.com/AEJYfX8YAZ
— けろ (@kero0426) 2017年3月21日
時速300kmオーバーでサーキットを駆け抜けるドライバー達が発する交通安全の号令は、実に説得力がある。高度な安全配慮なしには、彼らは今我々の目の前でレースをしていないだろう。
ただ、マルク・マルケスの「メット被れよ」は是非ともフェリペ・マッサにやって欲しかったのも事実。2009年のハンガリーGPで、前方を走行していたルーベンス・バリチェロのマシンから脱落したパーツがマッサの顔面を直撃したのは記憶に新しい。あの時マッサは時速280kmで走行しており、ヘルメットを被っていなければ命はなかったであろう。
同キャンペーンは2020年までに交通事故死亡者数を半減させることを目標にしており、公式サイト上でマニフェストへの署名を募っている。