F1テスト2日目開始!不具合のレッドブルを横目にルクレールが早速好タイム、角田裕毅はソフトでコースイン
3日間に渡る2024年のF1プレシーズンテスト2日目のセッションが日本時間16時より始まった。全チームは再び2×4時間のセッションに取り組み新車をテスト。ピレリタイヤの感触を掴み、セットアップを試行錯誤し、来週末の初戦に向けて準備を進める。
エンジンモードや搭載燃料量などが不明でドライバーがどれだけプッシュしているかも分からないため、タイムシートは大きな意味を持たないが、開始80分現在、シャルル・ルクレールはマックス・フェルスタッペンが初日に刻んだベンチマークにコンマ4秒と迫る1分31秒750をマーク。早くも本テストのセカンドベストを塗り替え、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抑えてトップに立つ。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | ルクレール | フェラーリ | 1:31.750 | 0.000 | 22 |
2 | ピアストリ | マクラーレン | 1:32.328 | 0.578 | 11 |
3 | サージェント | ウィリアムズ | 1:32.936 | 1.186 | 23 |
4 | ガスリー | アルピーヌ | 1:33.804 | 2.054 | 17 |
5 | アロンソ | アストンマーチン | 1:34.027 | 2.277 | 13 |
6 | 周冠宇 | ザウバー | 1:34.115 | 2.365 | 23 |
7 | ハミルトン | メルセデス | 1:37.135 | 5.385 | 13 |
8 | ヒュルケンベルグ | ハース | 1:37.534 | 5.784 | 21 |
9 | 角田裕毅 | RB ホンダRBPT | 1:39.370 | 7.620 | 19 |
10 | ペレス | レッドブル | 1:40.323 | 8.573 | 11 |
初日はレッドブルとメルセデスを除く全てのチームが午前と午後で担当ドライバーを分けた。セルジオ・ペレスとルイス・ハミルトンはこの日、初めて新しいシングルシーターのステアリングを握り周回を重ねるが、前者は開始でつまずいた。
レッドブルRB20は初日、昨年のテスト初日ベストタイムを1.5秒更新するなど印象的な速さを見せたが、テスト2日目は開始早々にブレーキのオーバーヒートに見舞われたようで走行時間をロス。ペレスは11周、10番手に留まる。新しい材質のディスクをテストしていたのかもしれない。現在はコースに復帰。周回を重ねている。
It's giving BBQ grill/TV antenna/fence/potato slicer
The aero rakes are well and truly out in force in Sakhir!#F1Testing #F1 pic.twitter.com/3Csj18pHXj
— Formula 1 (@F1) February 22, 2024
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅は前日に続いて午前を担当。ソフトタイヤを履いてコースに入り、3周のランを3回繰り返した後、ミディアムタイヤに履き替え計19周を走り9番手につける。
初日に作業を担当したジョージ・ラッセルはW15について「去年のクルマよりドライブし易い」と好感触を得た様子を見せたが、7度のF1ワールドチャンピオンは自身にとっての最後のシルバーアローとなる可能性が高い今年のメルセデスにどのような評決を下すのだろうか? ハミルトンは現在、13周を重ねて7番手をマークしている。
燃料ポンプとドライブシャフトの相次ぐトラブルにより誰よりも厳しい初日を強いられたウィリアムズは、遅れを取り戻すようにローガン・サージェントが周冠宇(ザウバー)と並ぶ最多タイの21周を走り込み3番手タイムを記録する。