ガレージでコースインを待つリアム・ローソン(RBフォーミュラ1)のVCARB 01、2024年11月21日F1ラスベガスGPフリー走行
Courtesy Of Red Bull Content Pool

2025年F1エントリーリスト公開:角田所属の新チーム名と未定シート、ルーキー4名の車番が明らかに

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国際自動車連盟(FIA)が2025年のF1エントリーリストを発表した。新たに加わる4名のルーキードライバーのカーナンバーが明らかになるとともに、レッドブルのチーム名が正式に「Racing Bulls(レーシング・ブルズ)」へ変更されることが確認された。

車番 ドライバー 企業名 チーム名 シャシー エンジン
81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・レーシングLtd. マクラーレン・フォーミュラ1チーム マクラーレン メルセデス
4 ランド・ノリス マクラーレン・レーシングLtd, マクラーレン・フォーミュラ1チーム マクラーレン メルセデス
1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシングLtd. オラクル・レッドブル・レーシング レッドブル・レーシング ホンダRBPT
11 セルジオ・ペレス レッドブル・レーシングLtd. オラクル・レッドブル・レーシング レッドブル・レーシング ホンダRBPT
16 シャルル・ルクレール フェラーリSpa スクーデリア・フェラーリHP フェラーリ フェラーリ
44 ルイス・ハミルトン フェラーリSpa スクーデリア・フェラーリHP フェラーリ フェラーリ
12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス・ベンツ・グランプリLtd. メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム メルセデス メルセデス
63 ジョージ・ラッセル メルセデス・ベンツ・グランプリLtd. メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム メルセデス メルセデス
18 ランス・ストロール AMR GP Ltd. アストンマーチン・フォーミュラ1チーム アストンマーチン・アラムコ メルセデス
14 フェルナンド・アロンソ・ディアス AMR GP Ltd. アストンマーチン・フォーミュラ1チーム アストンマーチン・アラムコ メルセデス
10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・レーシングLtd. BWTアルピーヌ・フォーミュラ1チーム アルピーヌ ルノー
7 ジャック・ドゥーハン アルピーヌ・レーシングLtd. BWTアルピーヌ・フォーミュラ1チーム アルピーヌ ルノー
TBC レーシング・ブルズSpA ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズ・フォーミュラ1チーム レーシング・ブルズ ホンダRBPT
22 角田裕毅 レーシング・ブルズSpA ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズ・フォーミュラ1チーム レーシング・ブルズ ホンダRBPT
31 エステバン・オコン ハース・フォーミュラLLC マネーグラム・ハースF1チーム ハース フェラーリ
87 オリバー・ベアマン ハース・フォーミュラLLC マネーグラム・ハースF1チーム ハース フェラーリ
23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングLtd. ウィリアムズ・レーシング ウィリアムズ メルセデス
55 カルロス・サインツ ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングLtd. ウィリアムズ・レーシング ウィリアムズ メルセデス
27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー・モータースポーツAG ステイク・F1チーム・キック・ザウバー キック・ザウバー フェラーリ
5 ガブリエル・ボルトレート ザウバー・モータースポーツAG ステイク・F1チーム・キック・ザウバー キック・ザウバー フェラーリ

「Racing Bulls」—2年連続改称

「Visa Cash App RB Formula One Team」として2024年シーズンを戦ったレッドブルの姉妹チームは、わずか1年で再びチーム名を変更し、2025年に向けて「Visa Cash App Racing Bulls Formula One Team(VCARB)」に改称した。この変更について、ピーター・バイエルCEOは次のように説明した。

「RBという略称は多くの人々に混乱を与えていた。一部はこれをレッドブルと混同し、他の人々は何を意味しているのか理解していなかった。そこで、Racing Bullsという名称にすることで明確化を図った」

イタリア・ファエンツァを本拠地とするこのチームにとっては、2005年にレッドブルが「ミナルディ」を買収して以来、「トロ・ロッソ」「アルファタウリ」「RB」、そして「レーシング・ブルズ」と、5回目の名称変更となる。

角田裕毅のチームメイトは未定

レーシング・ブルズのドライバーラインナップはまだ確定しておらず、角田裕毅のチームメイトは「TBC(未定)」と記載されている。セカンドシートを巡っては、リアム・ローソンに加え、アイザック・ハジャーが候補として名前が挙がっている。

一方、セルジオ・ペレスの去就も依然として不透明で、後任候補には角田裕毅やローソンの名前が取り沙汰されており、2025年のエントリーリストは開幕までに大幅に変更される可能性もある。

4名のルーキーのカーナンバー

2025年のグリッドには4名のルーキーがフルタイムドライバーとして新たに加わる。

アンドレア・キミ・アントネッリとジャック・ドゥーハンは、どちらも12番を希望していたが、メルセデスが先に申請したため、ドゥーハンはキミ・ライコネンが使用していた番号を選択した。

  • アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス):#12
    フェリペ・ナスルが2016年に使用して以来、#12が復活
  • ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ):#7
    キミ・ライコネンが使用していたナンバーを選択
  • オリバー・ベアマン(ハース):#87
    1959年のインディ500でレッド・アミックが使用して以来の番号
  • ガブリエル・ボルトレート(ザウバー):#5
    セバスチャン・ベッテルのナンバーが復活

ドゥーハンとオリバー・ベアマンは2024年にF1でレースをした際、予備的にチームに割り当てられているスペアナンバーを使用した。ベアマンはフェラーリで#38、ハースで#50、ドゥーハンはアルピーヌで#61をつけた。