
2025年F1ポストシーズンテストの概要とラインナップ:岩佐歩夢はレッドブルRB21で出走へ
2025年のF1シーズンは第24戦アブダビGPで劇的なフィナーレを迎えたが、全10チームは現地ヤス・マリーナ・サーキットにとどまり、12月9日(火)に行われるポストシーズンテストに20台のマシンを送り込む。
岩佐歩夢は、アブダビGPでのFP1ではレーシング・ブルズのVCARB 02をドライブしたが、今回のテストでは、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅が今季使用していたレッドブルRB21のステアリングを握る見通しだ。
また、ハースからは同チームのリザーブドライバーを務める平川亮が、アブダビでのFP1に続いて再びVF-25をドライブする。
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.
フリー走行でMCL39をドライブするオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2025年12月5日(金) F1アブダビGP FP2(ヤス・マリーナ・サーキット)
テスト概要と供給タイヤ
今回テストは、現地時間9時から18時まで行われる。
各チームは、2026年から導入される新たなピレリタイヤをテストするために、現行マシンを改造した「ミュールカー」を持ち込む。2026年の仕様タイヤは、現行タイヤより幅が狭いのが特徴のひとつだ。
各チームには、C2が1セット、C3・C4・C5がそれぞれ3セットずつ、さらに雨用タイヤのインターミディエイトが1セット供給される。C1とフルウェットは提供されない。
また、各チームはミュールカーとは別に2025年の現行マシンを用意し、F1出走2戦以下のルーキードライバーを走らせる。岩佐と平川が参加するのはこのテストだ。
ルーキーテストには2025年型タイヤが用意され、C3が2セット、C5が2セット、C4が4セット、さらに雨天用としてインターミディエイトとフルウェットが各1セットずつ割り当てられる。
ミュールカーテスト特有の制限
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2023年型レッドブル「RB19」をベースとしたミュールカーでガレージへと戻る角田裕毅、2025年6月3日 2026年ピレリタイヤ開発テスト
ミュールカーテストでは、2026年型マシンの挙動をより正確にシミュレートするため、ストレートでは時速300kmの速度制限が設けられ、DRSゾーンが4か所設定される見通しだ。
2026年マシンはアクティブエアロ(可変空力)を搭載するため、直線でのダウンフォースが大幅に減少する仕様となっている。一方、現行のグランドエフェクトカーは、速度が上がるほど2026年型以上に強力なダウンフォースを生む特性があり、さらにフロント側に可変ウイングがないため、速度上昇に伴い、2026年型と比較した場合の前後タイヤの荷重バランスの乖離が大きくなる。こうした点を抑える目的で、速度制限が設けられる。
また、2026年シーズン以降はDRSの廃止に伴い、DRSゾーンそのものも消滅する。一方で、すべてのストレート区間でアクティブエアロが作動することになる。
そのためミュールカーテストでは、DRSが使える区間を増やすことで、シミュレーション精度を高めることになる。
DRSは2本のバックストレートだけでなく、メインストレート、さらにターン2出口からターン5までの区間に設定される見通しだ。
Courtesy Of Formula1 Data
ヤス・マリーナ・サーキットのコースレイアウト図(F1アブダビGP)
ドライバーラインナップ
| チーム | タイヤテスト | ルーキーテスト |
|---|---|---|
| マクラーレン | ランド・ノリス | パトリシオ・オワード |
| オスカー・ピアストリ | ||
| メルセデス | アンドレア・キミ・アントネッリ | フレデリック・ヴェスティ |
| レッドブル | アイザック・ハジャー | 岩佐歩夢 |
| フェラーリ | シャルル・ルクレール | ディーノ・ベガノビッチ |
| ルイス・ハミルトン | ||
| ウィリアムズ | アレックス・アルボン | ルーク・ブラウニング |
| カルロス・サインツ | ||
| レーシング・ブルズ | リアム・ローソン | アーヴィッド・リンブラッド |
| アストンマーティン | ストフェル・バンドーン | ジャック・クロフォード |
| ハース | オリバー・ベアマン | 平川亮 |
| エステバン・オコン | ||
| ザウバー | ガブリエル・ボルトレート | ポール・アーロン |
| ニコ・ヒュルケンベルグ | ||
| アルピーヌ | ピエール・ガスリー | クッシュ・マイニ |