F1テストが2日連続で”赤旗リスケ”、排水蓋トラブルで…問題はバーレーンに留まらない?
2024年のF1プレシーズンテスト最終日は2日連続で排水カバーが外れる事態となり、赤旗中断に加えてタイムスケジュールが調整される異例の展開でスタートした。ランチブレイクは取り止めとなり、現地19時までぶっ通しでセッションが行われる。
開始27分、ターン11のアウト側にある排水カバーが外れた。リプレイ映像によるとセルジオ・ペレス(レッドブル)が通過した際に外れたようで、ガレージではメカニックがRB20のフロアを注意深く確認する様子があった。
コース上に溶接機やグラインダーを持ち込んでの作業が続けられた。赤旗による中断は約75分間に及んだ。セッションは現地11時45分に再開され、失われた時間を穴埋めすべく昼休みは中止となった。
🚨 SESSION UPDATE 🚨
Track repairs are ongoing down at Turn 11
When the session resumes (Estimated to be at 11:45 local time) it will run continuously until 19:00 with no break#F1Testing #F1 pic.twitter.com/SecdIgGw90
— Formula 1 (@F1) February 23, 2024
ターン11は前日にも同じ不具合が発生した場所だ。シャルル・ルクレール(フェラーリ)は外れたカバーによりフロアを損傷。午前のセッションは早々に打ち切られ、午後のセッションは5時間に拡大された。
この問題はバーレーン・インターナショナル・サーキット(BIC)のみならず、カレンダーに並ぶ他のコースにも影響を及ぼす可能性がある。
BICは類似の問題が発生した昨年のラスベガスとは異なり、2004年からグランプリを開催している実績と経験を持つコースであり、一連のトラブルの原因はコース自体、あるいはFIAによる管理ではなく別にある可能性が考えられる。
2024年の新しいシングルシーターはグランドエフェクトカー規定の導入から数えて3代目にあたる。クルマの底面と地面との間に発生する負圧はますます増えており、他のサーキットでも同じトラブルが発生する事が懸念される。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | サインツ | フェラーリ | 1:31.247 | 0.000 | 11 | C3 |
2 | ノリス | マクラーレン | 1:32.108 | 0.861 | 7 | C3 |
3 | アルボン | ウィリアムズ | 1:33.848 | 2.601 | 8 | C3 |
4 | ペレス | レッドブル | 1:34.790 | 3.543 | 8 | C3 |
5 | マグヌッセン | ハース | 1:36.049 | 4.802 | 10 | C4 |
6 | ハミルトン | メルセデス | 1:37.772 | 6.525 | 5 | C3 |
7 | リカルド | RB ホンダRBPT | 1:39.507 | 8.260 | 6 | C3 |
8 | ストロール | アストンマーチン | – | – | 9 | |
9 | オコン | アルピーヌ | – | – | 3 | |
10 | ボッタス | ザウバー | – | – | 2 |