2022年マン島TT、マーク・パースローがクラッシュで死去
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マン島TTレースは6月2日(木)、前日夜の予選第4セッションでクラッシュに見舞われたマーク・パースロー(29歳)が死亡したと発表した。
世界最古の伝統の一戦は5月29日(日)に開幕を迎えた。事故はセッションの3ラップ目、4マイルマーカー手前のバラガレーで発生した。セッションは赤旗中断となり、続くサイドカーによるセッションは中止された。
マーク・パースローは2015年のマンクス・グランプリでデビューを果たし、いきなりライトウェイトレースを制覇。2017年にスーパースポーツとライトウェイトクラスに参戦。今回がTTへの2度目の挑戦だった。
マン島TTレースは「マークの家族、友人、愛する人たちに深い哀悼の意を伝えたい」との声明を発表した。
5月30日(月)のセッションではイルヤ・カルジューとマイケル・スウィーニー、そしてサム・ウェストの3人のライダーがノーブル病院へ搬送された。いずれも検査を経て退院した。
更に1日(火)の夜にはデイヴ・モフィットがクラッシュ。ヘリコプターでリバプールの病院に緊急搬送された。深刻な状況にあるものの、意識を取り戻したと言う。
高速で公道を駆け巡る100年以上の歴史を持つマン島TTレースではこれまで、マンクスグランプリ、クラシックTTレースを含めて260名以上が命を落としている。