ピレリ、F1ベルギーGPでの2ストップ戦略を予想するも「事前プランへの固執は禁物」
ピレリのヘッド・オブ・カーレーシングを務めるマリオ・イゾラは、25日金曜から始まるF1ベルギーGPでは2ストップ戦略が最適と予想する。
「スパ・フランコルシャンは移ろいやすい天気と予測不能なレース、そしてタイヤへの要求が厳しい事で知られています。3回行われるフリー走行の後にハッキリとするでしょうが、恐らくは2ストップ戦略が主流となるでしょう」
ピレリはスパ・フランコルシャンにP Zero パープル（ウルトラソフト）、P Zero レッド（スーパーソフト）、P Zero イエロー（ソフト）の3種類のタイヤを持ち込む事になっており、マクラーレン・ホンダとレッドブルはウルトラソフトタイヤを9セット選択、他のチームも紫の最も柔らかいタイヤをより多くチョイスしている。
ウルトラソフトがベルギーに投入されるのは今回が初めてであり、ピレリはこの選択を”アグレッシブな決断”という言葉で評価している。2スティント勝負を予想するイゾラだが、最適なレース戦略のためには柔軟性が必要だとも語る。
「様々な要因が変動的なスパで、良い戦略を実行するのは難しいものです。雨やセーフティーカーの可能性、そして去年見られたような赤旗等、チームは予め決められたプランに固執することなく、しばしば変化する状況に対処する必要があるのです」
