インディカー第9戦テキサス決勝結果と動画 / 琢磨10番手でランキング3位死守、ウィル・パワー優勝
インディーカー・シリーズ第9戦テキサスの決勝が、日本時間11日(日)にテキサス・モータースピードウェイで行われた。サバイバルレースとなった248周のレースを制したのはウィル・パワー(ペンスキー)。今シーズン2回目、自身31回目の優勝を果たした。2番手にはトニー・カナーン(ガナッシ)、3番手にはシモン・パジェノー(ペンスキー)が続いた。佐藤琢磨は10番手という結果に終わった。
完走9台の過酷なサバイバルレース
今日のレースは度重なる多重クラッシュ、9回のイエローコーション、22台いた車は最終的に9台しか残っておらず、過酷なレースとなった。
佐藤琢磨は予選8番手スタート。1回目のピットストップでジェームズ・ヒンチクリフ(SPM)がピット出口付近でスピンし、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)と佐藤琢磨が巻き込まれた。このアクシデントにより琢磨は周回遅れの最後尾となる。
152周目に、トニー・カナーンとジェームズ・ヒンチクリフの接触がきっかけとなって、9台の車を巻き込む多重クラッシュが発生。一時レッドフラッグとなり31分間レースは中断した。カナーンは避けられたはずの接触とブロックのために20秒のストップ&ホールドペナルティを受け、2周回遅れとなる。
度重なるクラッシュをかい潜り、優勝争いをする2番手・3番手にまで挽回した佐藤琢磨。残り5周となった244周目、前後・右側を塞がれ行き場がなくなった琢磨は、マシンのイン側を芝生に落としてスピン。スコット・ディクソン(ガナッシ)を巻き込んだクラッシュとなった。レースは再スタートされることはなくイエローコーションのままフィニッシュした。
レース終了後、佐藤琢磨はスコット・ディクソンに謝罪している。
Sorry @scottdixon9 you got caught up my accident. My apologies.
— Takuma Sato (@TakumaSatoRacer) 2017年6月11日
テキサス600決勝結果
Pos. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|
1 | パワー | ペンスキー | – |
2 | カナーン | ガナッシ | 0.1978 |
3 | パジェノー | ペンスキー | 0.3740 |
4 | レイホール | レイホール | 0.8112 |
5 | チャベス | ハーディング | 1.8984 |
6 | アンドレッティ | アンドレッティ | 4.1632 |
7 | デイリー | AJ・フォイト | 1 LAPS |
8 | チルトン | ガナッシ | 3 LAPS |
9 | ディクソン | ガナッシ | リタイヤ |
10 | 佐藤琢磨 | アンドレッティ | リタイヤ |
11 | カーペンター | カーペンター | リタイヤ |
12 | ヒルデブラント | カーペンター | 33 LAPS |
13 | ニューガーデン | ペンスキー | リタイヤ |
14 | ヒンチクリフ | SPM | リタイヤ |
15 | アレシン | SPM | リタイヤ |
16 | ボーティエ | デイル・コイン | リタイヤ |
17 | ジョーンズ | デイル・コイン | リタイヤ |
18 | ムニョス | AJ・フォイト | リタイヤ |
19 | ハンターレイ | アンドレッティ | リタイヤ |
20 | カストロネベス | ペンスキー | リタイヤ |
21 | キンボール | ガナッシ | リタイヤ |
22 | ロッシ | アンドレッティ | リタイヤ |
決勝動画
インディカー公式が公開したテキサス600の決勝ハイライト動画。2分26秒で壮絶なレースを振り返る。