3位表彰台でトロフィーを高々と掲げて笑顔を見せるアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2026年10月11日(日) F1シンガポールGP決勝(マリーナベイ市街地コース)
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

20歳アントネッリのF1初王座、次戦アメリカGPで決まる条件は? COTAで史上最年少チャンピオン誕生なるか

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アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、2026年シーズンのドライバーズタイトル獲得に王手をかけた。早ければ、2週間後に迫るF1第18戦アメリカGPで自身初のチャンピオンに輝く可能性がある。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズで王座を決めるには、自身が優勝し、かつチームメイトのジョージ・ラッセルが9位以下、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が5位以下で終わる必要がある。

自力戴冠は3人のみ、アントネッリ首位で王手

昨年のルーキーシーズンは好不調の波があり、ラッセル相手に大きく水をあけられたが、2シーズン目の今季は第2戦から第6戦まで5連勝を達成。ここまでに8勝を挙げ、340ポイントで選手権をリードする。

第17戦シンガポールGPでの3位表彰台により、アントネッリはランキング2位ラッセルとの差を102ポイントに広げた。次戦では、初めてタイトル確定の機会を迎えることになる。

現時点では、アントネッリ、ラッセル、ハミルトン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)の6人に、理論上のタイトル獲得の可能性が残っている。

もっとも、自力でのタイトル獲得の可能性が残っているのは、アントネッリ、ラッセル、そしてハミルトンの3人に限られる。

Pos. Driver Team Pts.
1 キミ・アントネッリ メルセデス 340
2 ジョージ・ラッセル メルセデス 238
3 ルイス・ハミルトン フェラーリ 229
4 マックス・フェルスタッペン レッドブル 221
5 シャルル・ルクレール フェラーリ 215
6 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 201

20歳のイタリア人ドライバー、アントネッリが今季のタイトルを獲得した場合、2010年に当時23歳134日でチャンピオンシップを制したセバスチャン・ベッテルに代わる新たなF1史上最年少チャンピオンが誕生する。

アメリカGPでのF1初戴冠の条件

アメリカGP終了後に残るのは5戦。その5戦では最大125ポイントを獲得できるため、アメリカGP終了時点ですべてのライバルに対して125ポイント以上のリードを築ければ、仮に最終的に同点に並ばれても優勝回数で上回るため、アントネッリの王座が確定する。

ラッセルに対しては、23ポイント以上多く獲得する必要がある。この条件を満たすには、アントネッリが優勝し、ラッセルが9位以下に終わる必要がある。

一方、この条件を満たしたとしても、ハミルトンが4位以上に入れば、決着は第19戦メキシコGP以降に持ち越しとなる。

2連勝中のフェルスタッペンは119ポイント差を追う立場にある。アントネッリが優勝した場合、仮に2位であっても、フェルスタッペンはその時点でタイトル争いから脱落する。これはルクレールとノリスにも当てはまる。

もっとも上記は、カタールとアブダビでの最終2戦が予定通り開催され、そのすべてがフルポイントレースとなる場合を条件としたものだ。