
「アスファルトが崩れている」ヘルメットを襲う小石と破片。アストンマーティン・ホンダが警戒するセパンの異常な路面
アストンマーティン・ホンダ勢は、予定していたすべての走行プログラムを消化。セパン・インターナショナル・サーキットでの初日を経て、速さにも一定の手応えを得た。一方、2人のドライバーのマシンバランスに対する評価は分かれた。
10月2日(金)、2026年F1第16戦バーレーンGPの初日プラクティスを終えたチーム代表者兼アンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサは、1日をこう総括した。
「2回ともまずまずのセッションだったと思う。プログラムを終えることができたし、ソフトとミディアムの両方を試すことができた。コースは本当に素晴らしく、ドライバーたちも、とても気に入っていた」
「スピードもそれなりにあると思う。当然ながら、これまでとは全く異なるコースだし、ここではもう少し競争力を発揮できると期待している」
2台で評価分かれたマシンバランス
フェルナンド・アロンソはフリー走行1回目(FP1)で首位から2.163秒差の14番手、フリー走行2回目(FP2)では1.950秒差の15番手だった。ランス・ストロールは両セッションとも18番手で、首位との差はそれぞれ2.893秒、2.622秒。FP2では2台ともウィリアムズ勢を上回った。
ただ、デ・ラ・ロサは改善の必要性を強調する。
「まだ金曜日に過ぎない。もう少しやるべきことがあるし、特にランス(ストロール)のクルマはそうだ。彼はバランスに満足していなかった。2回目のセッションでは少し良くなったが、まだ取り組むべきことが残っている」
アロンソ側のマシンについて問われると、全体的なバランスと、路面がもたらすグリップ不足を分けて説明した。
「バランスに関して、彼は問題ないと感じていた。主な問題は、この路面のグリップが低いことだが、それは全員に共通する条件なので、適応するしかない。クルマのバランス自体はかなり良かった」
タイヤ劣化に警戒「アスファルトが崩れている」
セパンの粗い路面とタイヤのデグラデーションについては、木曜のメディアデーを利用してエンジニアが確認作業を実施。9年前と比べて経年劣化が進んでいたことから、当初の想定以上にタイヤの性能低下が進むと予測していた。
デ・ラ・ロサは、走行後のドライバーたちのヘルメットの状態から、路面が剥離してきているとの見方も示した。
「ドライバーたちのヘルメットを見る限り、小石や破片がかなり当たっている。それは間違いなく、アスファルトが崩れていることを意味する」
「ただ、先ほども言ったように、条件は全員同じだ。グリップが低く、ドライバーには難しいし、ミスも起こりやすい。週末を通して、どうなるか見ていこう」
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はFP1のセッション開始から15分ほど走行した段階で、早くも「タイヤのデグラデーションが尋常じゃない」とチームに報告していた。
2026年F1バーレーンGPの初日FP2をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)を0.099秒差で退けた。3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続く結果となった。
FP3は日本時間10月3日(土)13時30分から、公式予選は同17時から1時間に渡ってマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。