
波乱のバクーで3台早期終了。ラッセル最速連取、アロンソ9周止まりで最下位 / F1アゼルバイジャンGP 2026《FP2》結果と詳報
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目(FP2)が9月24日(金)、バクー市街地コースで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップに立った。
チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが0.552秒差の2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「リアが地面から浮いてしまっている」と不満を訴えながらも、アントネッリから0.275秒差の3番手につけた。
ラッセルはフリー走行1回目(FP1)に続いて最速タイムを記録し、フェルスタッペンも連続でトップ3入りを果たした。一方、セッションはクラッシュによる赤旗で中断され、アクシデントや技術的な問題により計3台が予定より早く走行を打ち切った。
アストンマーティン・ホンダ勢はランス・ストロールが21番手、フェルナンド・アロンソが22番手最下位に終わった。アロンソはオイル漏れに見舞われ、残り9分でガレージに戻って走行を終了。周回数はわずか9周にとどまった。
エンジン交換のアントネッリが2番手に復帰
メルセデスはFP1でのトラブルを受け、アントネッリのマシンのエンジンを交換した。エンジン自体に故障はなかったが、消火剤がかかったため別個体に載せ替えたものとみられる。以前に使用したエンジンへの交換のため、グリッド降格ペナルティは科されない見通しだ。
この作業はFP2開始後まで続いた。アントネッリは走行開始が遅れながらも2番手につけ、メルセデスのワンツーを完成させた。
フェラーリ勢も上位を維持し、シャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手をマークした。
FP1で技術的な問題により走行時間を失ったマクラーレン勢は、ランド・ノリスが6番手、オスカー・ピアストリが8番手にとどまり、両者の間にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が入った。マクラーレンは広範な改良を施したMCL40のポテンシャルを引き出す作業を続ける。
レッドブルでの復帰戦を迎えるアイザック・ハジャーが9番手につけ、エステバン・オコン(ハース)がトップ10を締めくくった。
リンブラッド事故で赤旗、ベアマンもトラブル
アントネッリがようやくコースに出ようとした瞬間、セッションは赤旗で中断された。残り42分、アーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)がターン9・10のシケインでクラッシュした。
カレンダーでも屈指の狭さを誇るこの区間で、リンブラッドはマシンの右リアを壁にぶつけ、その先で再びウォールに衝突。次のコーナーで停止すると、無線で「本当にごめん」とチームに謝罪した。
Lindblad bashes the barriers 🎥 #F1 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/NsiCWuxq8D
— Formula 1 (@F1) September 24, 2026
セッション再開後には、オリバー・ベアマン(ハース)がターン2に向かう途中で失速した。ランオフエリアにマシンを止めると、「エンジンが突然止まった。壊れた」と無線で報告し、走行を終えた。
Not where he wanted to be but Ollie's making a marshal's day! 🤳#F1 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/rK4fVSsLke
— Formula 1 (@F1) September 24, 2026
ローソン、ハミルトンに不満「危険すぎる」
残り20分には、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)がハミルトンの走りに強い不満を示す場面があった。
ハミルトンはメインストレートにつながる全開の左、右コーナーを通過する際、かなり遅いタイミングで進路を譲った。ローソンは無線で「一体何なんだ!? 危険すぎる」と訴え、12番手でセッションを終えた。
ラッセルも同じ場所でガブリエル・ボルトレート(アウディ)と接触寸前となった。
3回目のフリー走行は、日本時間9月25日(土)17時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第15戦 アゼルバイジャンGP フリー走行2(FP2)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:43.347 | 0.000 | 24 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:43.899 | 0.552 | 16 |
| 3 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:44.174 | 0.827 | 23 |
| 4 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:44.473 | 1.126 | 24 |
| 5 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:44.665 | 1.318 | 23 |
| 6 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:44.831 | 1.484 | 22 |
| 7 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:44.843 | 1.496 | 23 |
| 8 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:44.857 | 1.510 | 22 |
| 9 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:44.868 | 1.521 | 21 |
| 10 | 31 | オコン | ハース | 1:45.290 | 1.943 | 25 |
| 11 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:45.479 | 2.132 | 23 |
| 12 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:45.681 | 2.334 | 25 |
| 13 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:45.760 | 2.413 | 23 |
| 14 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:45.794 | 2.447 | 24 |
| 15 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:45.854 | 2.507 | 20 |
| 16 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:46.123 | 2.776 | 24 |
| 17 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:46.221 | 2.874 | 22 |
| 18 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:46.391 | 3.044 | 4 |
| 19 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:46.737 | 3.390 | 26 |
| 20 | 87 | ベアマン | ハース | 1:46.801 | 3.454 | 10 |
| 21 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:47.403 | 4.056 | 24 |
| 22 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:47.889 | 4.542 | 9 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 29℃ |
| 路面温度 | 42℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行2 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | バクー市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2016年 |
| 全長 | 6003m |
| コーナー数 | 20 |
| 周回方向 | 時計回り |