マイナーF1車番の「41」を選んだ理由――アーヴィッド・リンブラッドが明かすレッドブルの3提案

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2026年のF1グリッドに名を連ねる唯一のルーキー、アーヴィッド・リンブラッドが、自身のカーナンバーとして「41」を選んだ理由を明かした。レーシング・ブルズからF1デビューを果たす18歳のイギリス人ドライバーは、デトロイトで行われたローンチイベントで、この珍しい番号選択のこぼれ話を披露した。

車番の裏にあった”AL”と、”物語”の不在

「41」はF1の歴史において使用例が極めて少ない番号だ。直近では2015年にスージー・ウォルフがウィリアムズから参加したフリー走行で使用したのが最後で、固定ナンバー制が導入された2014年以降、フル参戦ドライバーが掲げるのは初のケースとなる。

スージー・ウォルフcreativeCommons lewis j houghton

スージー・ウォルフ

リンブラッドによれば、この番号は自身のイニシャル「AL」に由来する。レッドブルの関係者と夕食を共にしながら番号の話題になった際、名前から連想された「41」「45」「51」という候補が挙がり、その中で最も気に入ったのが「41」だったという。

イギリスの専門メディア『PlanetF1』によるとリンブラッドは、「正直、最初はどれがいいかサッパリ分からなかった。でも41が一番クールだと思ったし、これまであまり使われていない番号なのも良かった」と説明する。

「数字が小さい番号は、他のスポーツでも特定の選手と強く結びついていることが多い。だから、誰のイメージもついていない番号ってところも気に入ったんだ」

「それに僕の名前のイニシャルだってことも、なんとなく見て分かるでしょ? そういう意味でも、かなりいいなって思ってね」

ステージ上から会場を見渡すアーヴィッド・リンブラッド、2026年1月15日(木) レーシング・ブルズ シーズンローンチ(デトロイト)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ステージ上から会場を見渡すアーヴィッド・リンブラッド、2026年1月15日(木) レーシング・ブルズ シーズンローンチ(デトロイト)

マルコが信じ続けた将来性

リンブラッドは2025年にFIA-F2選手権へステップアップし、結果的に唯一となったF2シーズンを6位で終えた。ランキングとしては特筆すべき点のない数字だが、レッドブル育成プログラム内での評価は常に高く、リンブラッドへの信頼は揺るぎなかった。

とりわけ、長年にわたり若手の発掘と育成を担ってきたレッドブルのモータースポーツ・アドバイザー、ヘルムート・マルコは、その才能と将来性を信じ続けていた。

「(2025年のF2は)楽なシーズンじゃなかったし、僕自身、満足していない。でも、他の人が信じてくれなかった時でも、Dr.ヘルムートは僕を信じてくれた」とリンブラッドは振り返る。

マルコが「厳しい」「怖い」と評されることが多い点についても、「自分にとっては正反対だった」とし、「本当のことをそのまま言ってくれる。その正直さが、自分を成長させてくれた」と振り返った。

リンブラッドが選んだ「41」は、将来的に王者の象徴として語り継がれる数字になるのか。その第一歩は、1月26〜30日にカタロニア・サーキットで行われる非公開の合同テストで踏み出されることになる。