2026年F1へアウディが先陣、新車「R26」を全チームに先駆けシェイクダウンへ

  • Published: Updated:
  • Googleで優先するソースとして追加する

アウディは1月9日、カタロニア・サーキットで2026年型F1マシン『R26』のシェイクダウンを実施する見通しだ。これは2026年に導入される新たなレギュレーションに向け、全チームを通じて初のコース走行となる。アウディにとって、F1への新規参戦に向けた歴史的な一歩だ。

今回の走行は、競技規則で「プロモーショナル・イベント」として定義されているフィルミングデーとして行われる。走行距離は最大200kmに制限され、タイヤはピレリのデモ用を使用する。ステアリングを握るのは、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレートの2人と見られる。

続報:アウディ、R26実車画像を一部公開

早期シェイクダウンの狙いとは?

アウディのシェイクダウンはライバルチームと比べても驚くほど早い。非公開で行われる今季最初の公式テストは1月末に予定されている。これには、プロジェクトリーダーを務めるマッティア・ビノットの戦略が色濃く反映されていると言えよう。

早期のシェイクダウンは、初期の不具合をいち早く特定し、できる限り信頼性を向上させた上で非公開テストに臨むことを可能にする。

アウディ初のF1パワーユニットは12月19日にシャシーに搭載された状態で初の始動が行われた。チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、これを「極めて重要なマイルストーン」と表現したが、ビノットによれば、シェイクダウンで使われるエンジンは初期仕様であり、3月までにホモロゲーションを受ける最終形とは「かけ離れたもの」になる見通しだ。

アウディは2024年にザウバーを完全買収し、2026年からワークスチームとして参戦を開始する。史上最大の刷新とも言われる2026年の新たなレギュレーションは、可動式空力デバイスの採用や、パワーユニットにおける電気エネルギー比率の向上が柱となる。勢力図が白紙に戻るという点で、新規参戦するにはこれ以上ない好機となる。

今回のシェイクダウンで得られるデータは、新たな時代のF1における競争力を左右する重要な礎となるだろう。チームは1月20日にベルリンで『アウディ・レボリュート・F1チーム』の公式ローンチイベントを開催する予定だ。その後、1月26日から再びバルセロナで始まる非公開のプレシーズンテストへと挑むことになる。